日本人のものの考え方

ラジオ
学習メモ
第 10 回
現代社会
青年期と自己形成の課題 [現代社会と青年の生き方]
日本人のものの考え方
学習のねらい
今回は「日本人のものの考え方」をテーマに、古代日本の伝統
思想が、仏教、儒教、西洋思想といった外来思想と融合し、いか
に現代社会に生きる日本人の考え方に影響を及ぼしているかにつ
いて学んでいきます。
講師
大 西 麗
日本の伝統思想の考え方
日本人は大昔から、雨、雷、生命の誕生など、自然のあらゆる現象に神の存在を認め、人間に
祟りと恵みをもたらす「八百万神」とよばれる自然の神々をおそれ敬ってきました。
多くの神の存在を認める日本の伝統思想は、キリスト教やイスラム教のような唯一絶対の究極
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的な神を信仰する一神教に対して、多神教の立場であることを確認していきます。
外来思想の受容
私たち日本人のものの考え方は、先祖代々から受け継がれてきた古代伝統思想、インドを起源
とする仏教、中国を起源とする儒教、西洋思想など、さまざまな思想が融合して、今ある自分の
価値観につながっていることを学びます。
日本人の自覚
現代社会に生きる私たちにも、伝統的な日本の考え方は何らかの形で受け継がれています。そ
して、考え方の異なる外国人と出会った時などに、自分の中にある日本人としてのものの考え方
が世界共通の常識、つまりグローバルスタンダードではなく、日本独自の文化であることを自覚
していくことも、異文化理解において大切であることを考えます。
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