週刊日本株レポート (7/19~7/22) ~ 上昇一服の展開 ~ 2016年7月19日作成 1.日米株式と円/ドルの推移 130 ドル 22,000 <円/ドル> <米国株> <日本株> 円 円 NYダウ 19,000 日経平均 円/ドル 125 20,000 18,000 18,000 17,000 16,000 16,000 105 14,000 15/07 15/09 15/11 16/01 16/03 16/05 16/07 15,000 15/07 15/09 15/11 16/01 16/03 16/05 16/07 100 15/07 15/09 15/11 16/01 16/03 16/05 16/07 120 115 110 (注)チャートは過去1年 単位 日経平均 NYダウ 円/ドル 円 ドル 円 2015/12/31 (前年末) 19,033.71 17,425.03 120.22 2016/6/30 (前月末) 15,575.92 17,929.99 103.20 2016/7/15 (前週末) 16,497.85 18,516.55 104.88 過去3年高値 水準 日付 20,952.71 2015/6/24 18,557.43 2015/7/15 125.86 2015/6/5 過去3年安値 水準 日付 13,188.14 2013/8/28 14,719.43 2013/10/9 95.81 2013/8/8 過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成 2.日本株市場 先週の振り返り ~ 円安ドル高の進行や国内の政策期待などを背景に、大幅上昇 ~ 先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が+1,390.87円(+9.21%)、TOPIXが+107.22ポイント(+8.86%)とな り、円安ドル高の進行や国内の政策期待などを背景に、大幅上昇しました。業種別(東証33業種)にみると、その他製品、 証券・商品先物取引業、保険業など32業種が上昇し、食料品のみ下落しました。 週明け11日の日本株市場は、先々週末に発表された米雇用統計が市場予想を大きく上回る結果だったことを受けて米国株 市場が大幅高となったことや、前日の参議院選挙での与党圧勝を受けて政策期待が高まったことなどから、大幅反発して始 まりました。翌12日は、円安ドル高の進行などを受けて続伸して、日経平均は16,000円を回復しました。その後週末にか けても、①NYダウが連日過去最高値を更新したこと、②日銀の金融政策決定会合を控え、大規模な追加金融緩和期待が高 まったこと、③円安ドル高が進行したことなどを背景に堅調に推移し、日経平均は16,497.85円と大幅上昇して引けまし た。 3.今週の主な予定 日程 曜日 国・地域 7月19日 Tue 米国 住宅着工件数 6月 1164千件 日本 全産業活動指数(前月比) 5月 1.3% フィラデルフィア連銀製造業景況指数 7月 4.7 景気先行指標総合指数 6月 -0.2% 7月21日 Thu 7月23日 Sat 米国 項目 前回 欧州 ECB(欧州中央銀行)政策理事会 中国 G20(20ヵ国・地域)財務相・中央銀行総裁会議(成都、24日まで) 日本 決算発表 : 7/20 安川電機 7/21 中外製薬、サイバーエージェント 7/22 日本電産 米国 決算発表: 7/18 バンク・オブ・アメリカ、IBM、ヤフー、ネットフリックス、ヴイエムウェア 7/19 ゴールドマン・サックス、 ロッキード・マーティン、ジョンソン・エンド・ジョンソン、マイクロソフト 7/20 モルガン・スタンレー、アメリカン・エキスプレ ス、インテル、イーベイ、クアルコム 7/21 ブラックストーン・グループ、AT&T、スターバックス、ビザ、ゼネラル・モーター ズ 7/22 ゼネラル・エレクトリック 決算発表予定 他 ※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成 4.日本株市場 今週の見通し ~ 上昇一服の展開 ~ 今週の日本株市場は、①米国の主要株価指数が最高値を更新していること、②来週28~29日の金融政策決定会合を控え、 日銀に対する追加金融緩和期待が高まっていること、③為替市場ではシカゴマーカンタイル取引所のIMM通貨先物ポジ ションでの円ロングポジションの解消があまり進んでおらず、日本株市場でも裁定買い残高が低水準で推移する中、 ショートポジションの解消がそれほど進んでいないことなどから、下値は堅いとみています。しかし、①日経平均 16,500~17,250円のゾーンは、直近1年間でみて売買が集中していることから買い方のポジション解消の売りがでや すいこと、②英国の国民投票以降、大幅なドル高が進む中、日銀は更なる円安ドル高を進行させるような大規模な追加金 融緩和に対して慎重な姿勢をみせる可能性があることなどから、上昇一服の展開を予想します。 その他の注目材料として、日本や米国での決算発表、欧州では21日のECB(欧州中央銀行)政策理事会などが挙げられ ます。 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号 加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会 URL:http://www.alamco.co.jp 本資料は、朝日ライフ アセットマネジメント(以下、当社といいます)が、投資の参考となる情報提供を目的として作成したもので、特定の商品に対する投資勧誘を意図するものではあり ません。本資料は当社が信頼できると判断した情報に基づき作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。資料中に記載されたグラフ、数値等は過去の実 績であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。また、コメントについては作成日時点での判断であり、将来予告なく変わることがあります。最終的な投資決定はお客様ご 自身の判断でなさるようにお願いいたします。 1607161
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