大麦栽培情報 第1号

平 成 2 7 年 9 月
麦栽培管理情報(播種作業)
高岡市農業協同組合
高岡農林振興センター
排水対策を徹底して、生育量を確保!!
1 排水の徹底 ~ 収穫時まで、つぶれない&しっかりした排水溝を掘ろう!~
○ 稲刈直後に心土破砕や額縁排水溝を設置しましょう。
 播種後に、各排水溝を『排水口(水尻)
』に連結する。
《水尻の板は、全て外し、最大限、掘り下げる。》
 降雨による停滞水は、速やかに、排水に努める。
・基肥量や播種量を増やす
より、「排水対策」が大切!
・湿害になると、根は肥料を
吸収することができません!
2 土壌pHの矯正 ~土壌pHは6.0以上に!~
○必ず、耕起前に土壌改良資材(苦土石灰:100kg/10a 以上)を施用してください。
3 基
(kg/10a)
肥
大 麦
○基肥量は地力に応じて
適正に施用。
肥料名
(過剰施肥は硝子質粒の
多発生の原因となります)
4 播種時期と播種量
小 麦
側条
全層
側条
全層
施肥
施肥
施肥
施肥
LP大麦48号
沖積砂壌土
45
50
50
55
(基肥一発体系)
その他
40
45
45
50
たかおか12号
沖積砂壌土
(分施体系)
その他
-
ー
-
50
45
~播種は 9 月下旬から時期にあった播種量で~
○耕起・砕土・施肥・播種の一連の作業は、晴れた日に1日で行いましょう。
○乾いたほ場から作業を進め、適期内に播種を終了しましょう。
【目標苗立数と播種量の目安】
播種時期
9月下旬
10月上旬
10月中旬
目標
苗立数
(本/㎡)
140
150
200
播種量の目安(kg/10a)
大 麦
小 麦
ドリル播 散 播
ドリル播
散 播
6.0
6.5
6.5
7.0
8.0
9.0
8.5
9.0
9.5
11.0
※水分の高い土壌状態では、無理に播種しない。