<報告概要> (別紙) [丹後地域農業の産地力強化に向けた取り組み] (1)盆前需要期に販売できる高品質早生ナシの栽培技術 盆前需要期にナシを収穫・販売できれば、高価格が期待できるが、これまで品質良好な 早生品種を盆前に収穫することは困難であった。本報告では、盆前需要期に収穫可能とな る品種・栽培管理方法について報告する。 (2)開発農地における「京 京のブランド産品「京 夏ずきん」の基肥一発施肥栽培について 夏ずきん」を開発農地で省力的に基肥のみで栽培するために、 緩効性配合肥料の種類と量を検討した。「豆蔵」の窒素3kg/10a の施用が最も収量が高く、 500kg/10a を超える規格品が得られた。 (3)学舎修了生の営農状況について 丹後農業実践型学舎は平成25年に開講し、本年度4期生を迎えた。すでに1,2期生は修 了し、開発農地で、加工契約野菜を中心に営農している。今回は、修了生の一人が事例報 告する。 (4)スマートフォンによる「コシヒカリ」の穂肥施用量診断技術 水稲の生育量に応じて穂肥量を調節することによって良食味米生産を可能とする「コシ ヒカリの生育診断技術」(2006 京都府農業総合研究所)について、スマートフォンを用い て実施しやすい方法を検討した。 フォアス (5)丹後地域でも広がっているFOEAS(地下水位制御システム)野菜栽培ほ場 における土壌水分に基づく地下水位指標 FOEAS は余分な水分は暗渠から排水し、乾燥時には省力的に地下から給水できる。丹 後地域での導入事例を紹介するとともに、野菜の収量及び品質向上を図るため、土壌水分 を基準とした管理指標を作成したので報告する。
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