水稲「タカナリ」の省力多収施肥技術 新規需要米栽培では,安価な玄米生産のために極多収が求められます。水稲 「タカナリ」に,肥効調節型肥料のLPS80を窒素施用量12kg/10aとして基肥一発施 用することで,籾数・登熟歩合を確保でき,省力的に極多収を得られます。 【肥効のポイント】 幼穂形成始期を中心とした 窒素溶出 ★目指す水稲の生育 1.籾数を多く 2.登熟歩合を高く 40 窒 素 30 溶 出 20 率 LPS60:LPS80 5:5 3:7 0:10 ( 10 % ) 0 田植期~ 穂首分化期 穂首分化期~ 幼穂形成始期 幼穂形成始期~ 減数分裂期~ 減数分裂期 出穂期 出穂期以降 ★LPS60:LPS80=0:10で幼穂形成始期~減数分裂期の窒素溶出率が最も高い 籾数 1050 5:5 3:7 0:10 984 965 850 登熟歩合 85 80 籾 数 600 百 粒 550 / ㎡ 500 917 81 75 ( 粗 1000 玄 米 950 重 ( kg 900 / 10a 650 LPS60:LPS80 601 622 548 55 ) ) ) 450 800 8 12 16 窒素施用量(kg/10a) 80 登 75 熟 歩 70 合 65 ( 60 % 50 8 12 16 窒素施用量(kg/10a) ★ LPS60:LPS80=0:10の ★LPS60:LPS80=0:10,窒素施用量 窒素施用量12kg/10aが最多収 12kg/10aでは,籾数6万粒,登熟歩合80% 2012 広島県立総合技術研究所 農業技術センター 栽培技術研究部
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