麦 類 栽 培 のポイント 河内農業振興事務所 1 排水対策 (1)麦類は湿害に弱い作物であるため、排水対策が不徹底なほ場では 、慢性的な 湿害により、低い収量・品質になっています 。 (2)湿害を回避するためには、排水性の良好なほ場を選定し、ほ場の排水性を改 善する必要があります。 ①明きょ有ほ場(宇都宮市豊郷地区) ②明きょ無ほ場(宇都宮市下ケ橋地区) 大雨直後の麦栽培ほ場 (24 年産、H24.3.1 撮影) 2 ほ場の準備 (1)麦の品質・収量を安定させるには、連作回避が重要です。 連作により、①収量・品質が低下しやすい(細実化・高蛋白化)、 ②病気や 養分欠乏症が出やすい、 ③雑草が発生しやすい等の障害が深刻化します。 そのため、一部の品種を除き、畑状態での連作を避け 、水稲との輪作体系 に努めてください。 (2)土づくり肥料 施用量は、苦土炭カルであれば60~100 kg/10a 又は OM37(苦土重焼りん+苦土石灰の混合資材)であれば 80~100kg/10a が目安 3 播種時期(目安、11月上旬~中旬頃) 県中部地帯:11/6~15日 県南部地帯:11/9~18日 ※ 発芽不良となるため、播種作業はほ場が乾いてから行います。 1
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