成人看護実習Ⅰ(急性期看護実習)

授業科目
(ナンバリング)
成人看護実習Ⅰ(急性期看護実習)
TPN322
必修・選択別、
開講時期
必修
3年後期・4年前期
英語科目名
Adult Nursing PractiumⅠ
(Acute Nursing )
単位数
3単位
科目責任者
担当者
武井 泰、飯塚麻紀、土屋清子
授業概要
順天堂大学医学部附属静岡病院、伊東市民病院で3週間の臨地実習を行う。
周手術期にある患者または生体侵襲の大きい検査治療を受ける患者1名以上を受け持
ち、急性・危機状態にある人の看護の理論と実践を学修する。
(健康障害をもつ成人期にある人を便宜的に表記する)
学習目標
(到達目標)
学習目標
健康障害をもつ成人期および前期高齢期にある対象者を、発達段階を踏まえて身体
的、心理的、社会的側面から理解する。周手術期または生体侵襲の大きい検査・治療を
受けておりセルフケアが困難となる対象患者に対する看護実践に必要な知識や技術を
修得する。
到達目標
1.受け持ち患者(以下「患者」という)の健康問題を整理して説明できる。
2.患者が最良の状態で手術・検査・治療が受けられ、予測される合併症を予防し、社会
生活に向けて順調に回復できための援助が実践できる。
3.患者の不安や苦痛を理解し、緩和する援助ができる。
4.看護過程の思考プロセスを理解し、看護問題の抽出、援助計画立案、計画に基づい
た実施と評価(修正・変更)ができる。
5.周手術期看護における医療チームの連携を学び、看護職者の役割を理解できる。
6.主体的な実習ができる。
・準備学習
(予習・復習等)
・学習上の
留意点
オフィスアワー
成績評価
使用テキスト
参考文献
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武井 泰
◇準備学習(予習・復習)
本科目では、専門基礎分野や専門分野の看護の基本の知識を活用するとともに統合を図ってい
きます。そのため、必ず臨地実習前に配属された病棟の特徴を踏まえ、関連する科目の復習を行
う。
1.形態機能学、臨床医学、基礎看護学、成人看護方法論のPortfolioを見直し、必要時は持参す
る。
2.看護過程/看護診断のPortfolioを見直し、実習場へ持参する。
3.第1週水曜日に当該病棟に多い疾患の病態・診断・治療、看護に関するテストを行う(pretest)。
4.実習中は毎日、ケア実践の結果・評価を明らかにし翌日のケア実践に活かす。また、ケア実践
をとおして自己の課題や看護への気づきを記録し学修の足跡を残す。
5.実習最終日に当該病棟に多い疾患の病態・診断・治療、看護に関するテストを行う(posttest)。
◇学習上の留意事項
1.積極的に臨地実習に取り組むことを期待します。
2.実習上で生じる様々な問題、葛藤に前向きに対処し、自己の成長に努めていきましょう。
3.健康障害をもつ患者を受けもたせて頂くにあたって、学生として責任のある行動をとりましょう。
4.原則として全日数出席です。自己の健康管理を行って下さい。
土屋;水曜日 13-16時
◇成績評価の詳細は、成人看護実習要項-成人看護実習Ⅰ評価表に基づき行う。
◇成績評価の内訳
①レポート(受け持ち患者記録一式) 80%
②臨地実習に取り組む姿勢(事前学習・カンファレンス参加度など)10%
③看護学生として受け持ち患者への真摯な対応・病院スタッフへの真摯な対応 10%
成人看護学概論、成人保健活動論、成人看護方法論Ⅰ-①②で用いたテキスト
随時、提示する。
授業計画
授業
回数
授業項目
担当者
学修内容
・授業方法
・予習・復習・レポートなどの課題
武井・飯塚・土屋 *目標を達成するための詳しい学修内容は、成人 ・臨地での実習および学内学習
看護臨地実習要項に示します。
・事前課題;
①術後の回復過程(moor)について
整理する。
②手術直後の循環動態の経時的
変化についてフローチャートに記述
する。
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3年次開講科目
・準備学習(予習・復習等)欄を参照す
る。
・実習終了時課題
受け持ち患者記録一式、自己評価
表を提出する。
[キーワード]
・基礎看護技術
・セルフケア
・手術侵襲
・生体反応
・ムーアの術後回復過程
・ストレスコーピング
・インフォームド・コンセント
・手術オリエンテージョン
・手術に向けた身体準備
・麻酔導入
・麻酔覚醒
・器械出し看護師
・外回り看護師
・術直後モニタリング
・術後疼痛マネジメント
・術後合併症
・創傷ケア
・ドレーン管理
・水分出納
・術前・術後不安