高齢者福祉施設等の内装等の木質化の推進(PDF形式:286KB)

平成27年調査
タイトル
高齢者福祉施設等の内装等の木質化の推進
子育て・福祉・健康
義務付け・枠付けの見直し
団 体 名
奈良県
1,403,034 人
人 口
111
○
事 例 の
ポイント
第 1 次一括法による老人福祉法等の改正に伴い、設備及び運営に関する基準等
について奈良県の実情、特性に応じた独自基準を検討。
○ 平成 25 年 4 月に施行された県条例で「施設等の内装等について木材の利用に
配慮する」旨の独自基準を規定。
○ 施設設備の整備において、県産材を使い内装等の木質化を推進。
奈良県は、豊富な森林資源に恵まれ、古くから全国に名高い優良材産地として発展し
てきた。内装等における木材の使用には、「ほどよい湿度を保ち、温かみがある」、「細菌を
背景・目的 寄せにくい」、「衝撃をやわらげる効果が認められる」との研究事例もあり、こうしたことから
木材の利用の推進に取り組んでいる。
内
効
容
第 1 次一括法による老人福祉法等の改正に伴い、設備基準については国の基準が「参
酌すべき基準」となったことから、平成 24 年 10 月、「奈良県特別養護老人ホームの設備及
び運営の基準に関する条例」を制定、施設等の内装等について木材の利用に配慮する
旨の独自基準を規定した(平成 25 年 4 月施行)。
木がもつ優れた性質はサービスの質の向上に資することから、奈良県独自の基準とし
て、「施設等の内装等について木材の利用に配慮するものとする」旨を盛り込んだ。
果
木材利用を推進する独自基準を盛り込んだ県条例は、老人福祉法関係にとどまらず、
第 1 次、第 2 次一括法の施行による介護保険法、社会福祉法、生活保護法、児童福祉
法、障害者自立支援法の改正に伴う関係条例に及ぶ。
県産材を使用して内装等の木質化を行う特別養護老人ホームの事例が出てきている。
(平成 27 年度竣工予定)
担 当 課
関連サイト
奈良県健康福祉部長寿社会課
http://www.pref.nara.jp/dd.aspx?menuid=11982