中村学園大学 栄養科学部 推薦入学選考 小論文(出題のねらい) 中村学園大学〔栄養科学部〕 【 小 論 文 】 〈出題のねらい〉 栄養科学部は、管理栄養士の養成を主目的とする理科系学部であることから、小論 文を課す目的は記憶された知識の質や量を対象とするのではなく、事象の真髄を読み 取る能力の優劣を判別することを主眼としている。すなわち、様々な事象を正確に、 科学的にかつ深く読み取り、それを文章化する資質を重視している。具体的には、提 示した図表が示す事実やその背後に潜む普遍的な原理を問う形式になっている。 第1問においては、各国の国民1人・1年当たりの供給食料と、各国の国民1人・1日 当たりの熱量を取り上げた。表の数字が持つ意味を正確に読み取る能力を評価するこ とができる能力を判定することを目的とした。さらに熱量と供給食料から背後に潜む 事象を読み取るため、わが国の食環境の特徴を、表の数字から的確に把握し考察でき るかを問うている。 第2問では、日本の出生数と合計特殊出生率の年次推移を取り上げた。合計特殊出 生数の定義を示し、図のグラフの数値を正確に把握する力、その特徴を的確にとらえ、 背後に潜む事象を読み取ることができるか否かを判定することを目的とした。出生数 と合計特殊出生率との関連を認識しながら、解答できる否かの能力を評価している。 なお、2問間で難易度に差を設け、受験生の資質を評価しやすい設問としている。
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