学生考案の“木工家具『彩』”が商品化へ

ニュースリリース
中村学園大学
2016 年 2 月 2 日
クラウドファンディングを利用して最後の挑戦!
いろどり
学生考案の“木工家具『 彩 』
”が商品化へ
中村学園大学(福岡市城南区別府)の流通科学部は、理論と実践を通じて流通業、マーケ
ティング、ロジスティクス関連の知識や企業経営を学び、即戦力として実社会で活躍できる
人材育成に力を注いでいます。
明神ゼミでは、マーケティングを学ぶ学生たちが「ビジネス・モノづくり・発想力」をリ
アルな現場で学ぶプロジェクト『Sカレ(Student Innovation College)』に九州地区唯
一の大学として 2011 年から参加しています。
同ゼミ生(畑部 緑、池田良平、高島康平)は、全国 29 大学から 125 チームの学生が参
加した商品企画を競う S カレ 2014(2014 年 5 月~11 月末)において、“空間を彩り生
活をもっと豊かに”をコンセプトに、幅広い用途がある飾り棚『彩』のアイデアを発表しま
した。様ざまな使い方ができるという独創性が高く評価され準優勝に輝いた『彩』は、商品
化に向けてインターネット上で受注生産を試みましたが、製作費等が予想以上に高額となり
発注の目処が立たず商品化には至りませんでした。
昨秋、本学が株式会社アクトナウ(札幌市)と連携し、アクティブ・ラーニングの推進を
目的としてクラウドファンディング相談窓口を導入したことを期に、学生らは何とか卒業ま
でに『彩』商品化の夢を成し遂げようと再度商品化プロジェクトを立ち上げました。
製作に携わる松野工作所(福岡県糟屋郡)の協力を得ながら改めて商品仕様の見直しを図
り、12 月からクラウドファンディングサイトで活動内容を紹介し支援者を呼び掛けたとこ
ろ、このたび出資額が目標額(80,000 円)を達成することができました。
コンパクト木工家具『彩』
チームは、開発テーマ「コンパクト木工家具」
の商品を検討するうえで、アンケート調査やコ
ンセプトの創出、試作品の製作などを重ねるう
ちに、“私たちの生活は収納や利便性は溢れて
おり、収納よりも飾って楽しむことの豊かさが
求められている”ことに着目しました。
また、調査の中でインテリアに興味はあって
も楽しむ余裕や時間がないという意見を耳にし
たことで、気軽に人々の生活を彩るきっかけを
提供したいと考え、「空間を彩って、生活をも
っと豊かに」を商品コンセプトにしました。
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商品のサイズは横幅29㎝とコンパクトに設
計し、素材は軽くて割れにくい桐を使用してい
ます。また、色は和洋室いずれにも映えるブラ
ウンとナチュラルの2色を展開しています。
仕様はシンプルですが、縦横自由に組み合わ
せたり、横に倒して本棚にしたりと、使う場面
や用途によって自分の好みで使用できるため、
日常に“彩”が生まれ、豊かな生活が感じられ
るよう願っています。
今後の活動予定
卒業を目前にして夢を実現した学生らは、今
後商品製作を進め、支援者に対するお礼状の作
成や『彩』商品の発送作業、メンバー学生によ
る出張講義などの活動を予定しています。
2月
3月
【Sカレの概要】
松野工作所へ商品製作発注
出資者への御礼状の執筆
商品の梱包・発送準備
商品の発送
メンバー学生による出張講義
“Sカレ”(Student Innovation College)は、マーケティングを学ぶ
学生と企業が共同で商品開発に取り組むプロジェクトで、未来のマーケ
ターの育成を目指しています。
Sカレでは、5月に各企業が開発テーマを学生に提示します。学生は取り
組みたいテーマを1つ決めて市場調査などを行い、企画をつくり上げてい
きます。6月のワークショップで各企業担当者に向けて提案し、得られた
コメントをもとに改善を重ね、7月にはその企画アイデアをインターネッ
ト上に公開し、ユーザーから意見や評価を募って改善を重ね、デザイン
制作の費用を募っています。
本件に関する問合せ先
くに
中村学園大学・中村学園大学短期大学部 入試広報部広報室 / 國・国崎・古閑
〒814-0198 福岡市城南区別府 5-7-1
TEL(直通) 092-851-2634 / FAX 092-851-2539
Mail [email protected]
URL http://www.nakamura-u.ac.jp
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