食で日露の交流体験 ~学生がもてなす和食と健康増進食

中村学園大学
ニュースリリース
2016 年 3 月 2 日
食で日露の交流体験
~学生がもてなす和食と健康増進食~
中村学園大学(福岡市城南区)の栄養科学部 栄養科学科は、理論と実践の統合を図り、食領域
のスペシャリストとして、食を通じて健康を支える「栄養学」を根幹に、即戦力として実社会で
活躍できる管理栄養士の育成に力を注いでいます。
来る3月3日(木)、モスクワ(ロシア連邦共和国)で医療に携わる医師団(3名)が、日本の
健康増進食を学ぶため本学を訪れることになりました。
ロシアでは、国民の肥満や心臓疾患が深刻な問題とされており、ユネスコ無形文化遺産に登録
された「和食」や世界一を誇る日本の「健康寿命」が、ロシア医療界で大きな注目を集めて
います。また、ロシアの栄養士免許は、医師免許保持者が約2年間に渡る厳格なプログラムを経て
付与される希少なもので、栄養士の不足が深刻化しています。
今回の視察は、ロシアにおける栄養士の新たな役割や健康増進への取組みに示唆を与えるであ
ろうとの期待から、ロシア側の要請により実現するものです。
交流会では、ロシアでは普及されていない「こんにゃく」、「わ
かめ」、
「高野豆腐」などの健康増進食を紹介し、食の中村とし
て60年以上の歴史を誇る栄養教育のノウハウをもとに生活習慣
病などの臨床栄養学 を学ぶ栄養科学部 大部ゼミ生(大部正
代:栄養科学部教授・福岡県栄養士会会長)が、健康増進食の調
理指導(デモンストレーション)行います。喫食しながら健康増
進食の理解を促すとともに、ロシア国民の食を通じた健康増進の
「お雛ご膳」の試作品
一助となることが期待されています。
一方で管理栄養士を目指す学生にとっては、授業や実習で習得
した調理技術の実践の場として桃の節句「お雛ご膳」を振る舞
い、日本の食文化を紹介しながらロシアの文化にも触れる貴重な
交流体験となります。
こんにゃくを使った健康増進食
本学は、2015年7月に「グローバル人材育成ビジョン」を策
定し、外国語の習得を通じて異文化を理解し、世界の舞台で活躍する「世界と日本の懸け橋とな
るグローバル人材(ブリッジ人材)
」の育成を目指しています。
本件に関する問合せ先
くに
中村学園大学・中村学園大学短期大学部 入試広報部広報室 / 國・国崎・古閑
〒814-0198 福岡市城南区別府 5-7-1
TEL(直通) 092-851-2634 / FAX 092-851-2539
Mail [email protected]
URL http://www.nakamura-u.ac.jp