流星(流れ星) を見よう

流星(流れ星)
を見よう
寒さ対策をしっかりして きれいな流れ星を見よう
!
流れ星ってなに?
流れ星は、宇宙にある砂粒(すなつぶ)
ほどの小
さなチリが地球の大気とぶつかって、
その摩擦(まさ
つ)
で燃えて光って見えるものです。流れ星は2つ
の種類に分けられます。
1
散在流星(さんざいりゅうせい)
いつ、
どの方向から飛んでくるかわからない流れ星。
普段(ふだん)
よく目にする流れ星はこれです。
彗星
チリの帯
太陽
地球
2 ○○座流星群
1年で決まった期間にだけ、決まった場所を中心に、
放射状に四方八方に流れるように見える流れ星です。
国立天文台 天文情報センター
教えてくれた人 長崎市科学館 業務グループ 大島裕さん
「長崎市科学館では14日に
『ふたご座流星群特別観望会』
を実施
(じっし)
し
ます。望遠鏡で木星などを観測しながら流れ星を見ることができます。詳
(くわ)
しくは科学館まで問い合わせてください」
所 長崎市油木町7−2 ☎ 095・842・0505 開 9時半∼17時
放射状に見えるのはなぜ
放 射 状に見えるのは、
見かけ上のことで、実際は
放射状に流れているわけ
ではありません。流星群の元になるチリは、彗星(すいせい)
が宇宙にまき散
らしたものです。地球がこのチリの中を通るとき、
チリは同じ方向から地球の
大気に飛びこんで光ります。
これを地上から見ると、星空の1点から放射状
放射点
に四方八方に流れるように見えます。
ちょうど真っ直ぐにのびる鉄道の線路
が遠くの1点で交わるように見えるのと同じことです。
ふたご座流星群を見るにはどうすればいいの?
流星群の放射点(中心)
はふたご座のカストルの近くにあります。
日暮れのころ東の空から上り始め、
ほぼ一晩中見ることができます。近くにはオリオン座や、
ひときわ明るく輝(かがや)
く木星があるので、
そ
のあたりを目印にすると良いでしょう。
流れ星を見るのに道具(双眼鏡や望遠鏡)
はいりません。
できるだけ星空をまんべんなく眺(なが)
め
るようにしましょう。流れ星は暗いものが多いので、明るい照明などがなく、
どの方向もよく見える場所を
選びましょう。深夜には頭の真上辺りを見ることになるので、地面に寝転がって空を見上げると良いで
しょう。
この時季は冷えこみますので、防寒対策を忘れずに! 今年は月明かりのない良い条件で観測がで
きますので、
ぜひ観測にチャレンジしてみませんか。
こんな場所で見よう!
なるべく寒くない場所 周囲に明るい照明がない場所
どの方向の空も良く見える場所 寝転がって見上げることができる場所
ワンポイント問題
日本名がついた流星群はいくつあるでしょう? (例、
ふたご座流星群、
しし座流星群など)
[答え]
95個(2012年8月現在=国立天文台天文情報センター)
みなさんは流れ星を見たことはありますか? 夜空をスーッと流れていく様子はとっ
ても神秘的です。
この流れ星をたくさん見ることができる日がやってきます。 毎年決まった時季に、決まった星座を中心に流れる流れ星があります。
その中心の
星座の名前をとって○○座流星群とよばれます。今回、見ることができるのは14日に
ピークを迎(むか)
える
「ふたご座流星群」
です。