流星群(りゅうせいぐん)について りゅうせいぐん じ き げんしょう 流 星 群 とは、まい年きまった時期に、空の決まったところを中心として流れ星が飛ぶ現 象 です。 ざ 流星群は、現在 100 個近くが知られていますが、ペルセウス座流星群は、しぶんぎ座流星群(1 月 4 日ごろ) 、ふたご座流星群(12 月 15 日ごろ)とともに、 「三大流星群」の一つに数えられます。 ぜ んご あんてい かつどう ペルセウス座流星群は、毎年 8 月 13 日前後に多くの流れ星が飛びます。安定した活動を見せてく き たい う らぎ おそ れ、ほとんど期待を裏切ることがありません。2016 年は 8 月 12 日遅くから 13 日にかけてが見ご ろだそうです。 放射点 ふ きん し ほ う はっぽう ひろ なが 流星群の流れ星は、空のある点の付近を中心として四方八方に広がって流れるように見えます。こ ほうしゃてん せ いざ の点を「放射点」と呼びます。流星群の名前は、放射点のある(または放射点の近くの)星座や星の 名前が付けられています。ペルセウス座あたりに放射点がある流星群が、ペルセウス座流星群です。 うちゅう 流れ星(流星)は、宇宙 くうかん 空間に散らばっている小さな りゅうせいぶっしつ ちきゅう ちり(流 星 物質)が地球の たいきけん と 大気圏に飛びこんで大気中の ぶっしつ じょうくうやく 物質としょうとつし、上 空 約 たか はっこう 100km の高さで発光する げんしょう 現 象 です。 よ ぞら あざ こう せき 流れ星の長さは、放射点の のこ 夜空に鮮 やかな光跡 を残 す みじか 近くでは 短 く見え、放射点か ペルセウス座流星群の流れ はな ら離れるほど長く見えます。 星 放射点から来る流れ星は、こ む てん ちらに向かってくるように、点に見えます。 き げん ペルセウス座流星群の起源 てんたい ぼ き どう 流星群のもとになるちりを出している天体を母天体と呼びます。この母天体の軌道と地球の軌道が まじ 交わっていて、毎年決まった時期に地球がそこを通るとき、ちりの集まりと地球がぶつかります。し まいとしおな ほうこう たがって、毎年同じころに同じ方向 から飛んでくる流れ星が見られるこ とになるのです。 ペルセウス座流星群の母天体は、 しゅうき 約 135 年周期で太陽のまわりをま すいせい わっているスイフト・タットル彗星 げんざい です。現在スイフト・タットル彗星 とお は、地球から遠く離れたところにあ ほうしゅつ りますが、放 出 されたちりは彗星が 通ったあとに広がって残っているの じ き で、毎年 8 月の同じ時期にペルセウ ス座流星群の流れ星は見られます。 かんけい 流星群と彗星の関係 資料© AstroArts Inc.
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