ワイルドアマゾン展③ ナマズの仲間ナマズの仲間「ナマズ目」は、世界各地の熱帯地方を中心に約２８００種類もいます。ほとんどが淡水（たんすい）魚で、川や池の魚としてなじみ深いものの１つです。中南米にはナマズ目の半分以上、１７００種類以上いるといわれています（※日本産ナマズ目は１０種類）。その中でもアマゾン川は特に種類が豊富。大きさや食べるものもさまざまです。今回はアマゾンで見られるナマズの仲間を紹介（しょうかい）します。大きさもさまざま１７００種類以上！タイガーショベルノーズキャットフィッシュおそピラニアより恐れられている種類も名前は英語で「トラ模様でショベルのような鼻のナマズ」という意味。全長は１ｍを超（こ）えます。アマゾン流域では重要な食用魚として知られています。ブルーカンディル全長は２０ｃｍ前後ですが、大きな魚の皮膚（ひふ）を食い破り、体をねじりながら肉を食いちぎります。ピラニアより怖（こわ）いといわれ、「人食いナマズ」として恐れられています。コリドラス体が骨板（こつばん）でおおわれた、５ｃｍ前後の小型のナマズです。コリドラスの仲間だけで１５０種類以上もいます。それぞれ色や模様がきれいなので、熱帯魚として飼育されます。スポットドラゴントライアンパナクエ全長５０ｃｍ以上。コリドラスと同じく、体は骨板でおおわれています。口は吸盤（きゅうばん）になっていて、流されないように石や流木にしっかりと吸い付きます。えさは石や流木についた藻類（そうるい）で、歯で削（けず）りとって食べます。肉食ではありませんが、同じ種類とはよくケンカします。レッドテールキャットフィッシュ名前は英語で「赤い尾のナマズ」。名前の通り尾びれが赤く、体は白黒にはっきりと色分けされます。最大で全長１３４ｃｍの記録があります。教えてくれた人長崎市科学館業務グループ樋口一成さん「開催（かいさい）中のワイルドアマゾン展。日本初公開生物６種やピラニア１８種のほか、アマゾン危険生物など貴重な生物を展示しています。９月２日までです。みなさん、ぜひ遊びに来てください」所長崎市油木町７−２ ☎ ０９５・８４２・０５０５開９時半∼１７時（８月３１日までの土、日曜は∼１８時）