2016年2月23日 カナダの金融市場動向 Weekly Report 【2016年2月13日~2016年2月19日の推移】 【1】為替動向 【カナダ・ドル 為替推移】 (2016年1月22日~2016年2月19日) 先週のカナダ・ドル円相場はほぼ横ばいで推移しまし た。先週は、株式や原油などリスク資産の動向に左右さ れる展開となり、これらの反発により円安が進行する局 面もありましたが、週を通してみるとほぼ横ばいとなりま した。 今週は、カナダ独自の材料が少なく、引き続き株式市 場や原油価格の動向に左右される展開を想定します。 市場環境に一定の落ち着きが見られれば、リスク回避 姿勢の後退からカナダ・ドル円相場に上昇圧力が高ま るとみています。また、今週末にはG20(主要20カ国・地 域)財務相・中央銀行総裁会議が開催されます。世界 経済の安定へ向けて前向きな議論が進めば、金融市 場の混乱が後退する材料となるため、カナダ・ドル円相 場上昇のサポート要因となるとみています。 【2】金利動向 (円/カナダ・ドル) 95 1.30 円/カナダ・ドル(左軸) 1.38 カナダ・ドル/米ドル(右軸、上下反転) 90 カナダ・ ドル 1.35 85 高 1.40 80 1.45 安 81.81 75 1/22 1/29 2/5 2/12 1.50 2/19 ※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。 【カナダ 金利推移】 先週のカナダ5年国債利回りはほぼ横ばいで推移しま した。リスク資産の動向に左右される展開でしたが、週 を通してみるとほぼ横ばいとなりました。また、先週発表 された小売売上高は市場予想を下回る結果となったも のの、CPI(消費者物価指数)が市場予想以上に上昇し たことが金利上昇要因となりました。 今週は、引き続き株式や原油などリスク資産の動向に 左右される展開を想定します。また、米国でGDP(国内 総生産)の発表が予定されています。市場では速報値 から一段の悪化が予想されており、軟調な結果となれ ば米国に連れてカナダに対しても金利低下圧力となる とみています。 (カナダ・ドル/米ドル) (2016年1月22日~2016年2月19日) (%) 1.2 カナダ5年国債 1.0 0.8 0.6 0.60 0.4 1/22 1/29 2/5 2/12 2/19 【3】主要経済指標 発表日 発表頻度 期間 指標名 データ (参考)前回 2/16 2/19 2/19 毎月 毎月 毎月 2015年12月 2015年12月 2016年1月 製造業売上高(前月比) 小売売上高(前月比) 消費者物価指数(前年同月比) 1.2% -2.2% 2.0% 1.2% 1.7% 1.6% (出所)Bloomberg等より大和投資信託作成 当資料のお取り扱いにおけるご注意 ■当資料は、ファンドの状況や関連する情報等をお知らせするために大和投資信託により作成されたものであり、勧誘を目的としたものではありません。■当資料は、 各種の信頼できると考えられる情報源から作成していますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。■当資料の中で記載されている内容、数値、 図表、意見等は当資料作成時点のものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更されることがあります。■当資料中における運用実績 等は、過去の実績および結果を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。 販売会社等についてのお問い合わせ⇒大和投資信託フリーダイヤル0120-106212(営業日の9:00~17:00) HP http://www.daiwa-am.co.jp/ 1/1
© Copyright 2024 ExpyDoc