カナダの金融市場動向 Weekly Report

2015年12月22日
カナダの金融市場動向 Weekly Report
【2015年12月12日~2015年12月18日の推移】
【1】為替動向
【カナダ・ドル 為替推移】 (2015年11月20日~2015年12月18日)
先週のカナダ・ドル円相場は下落しました。先週カナ
ダではCPI(消費者物価指数)が発表されましたが、カ
ナダ・ドル円相場への影響は限定的でした。先週は
FOMC(米国連邦公開市場委員会)で利上げが決定さ
れたことから米ドル高が進行し、原油を含むリスク資産
の価格が下落し、カナダ・ドル相場を下押ししました。ま
た、日銀の金融政策決定会合で決定された金融緩和
策の内容が市場予想を下回ったことから円高が進行し、
カナダ・ドル円相場は下落しました。
今週は、カナダではGDP(国内総生産)や小売売上
高が発表されます。しかし、クリスマスの週のため、週末
はカナダも含め多くの国で祝日となることから、市場参
加者も少なくなり、カナダ・ドルは方向感の出づらい展
開が想定されます。
【2】金利動向
(円/カナダ・ドル)
1.25
円/カナダ・ドル(左軸)
カナダ・ドル/米ドル(右軸、上下反転)
95
高
90
1.35
85
1.40
安
1.40
80
11/20
11/27
12/4
カナダ・
ドル
1.30
86.80
12/11
1.45
12/18
※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。
【カナダ 金利推移】
先週のカナダ5年国債利回りは小幅に上昇しました。
先週カナダではCPIが発表されましたが、金利への影
響は限定的でした。米国で利上げが行われたため、カ
ナダもそれに連れて金利上昇しました。しかし、原油や
株式などのリスク資産の価格が下落したため、リスク回
避姿勢の高まりから債券が買われ、金利上昇分が打ち
消されました。
今週は、カナダではGDPや小売売上高が発表されま
す。しかし、クリスマスの週のため、週末はカナダも含め
多くの国で祝日となることから、市場参加者も少なくなり、
金利は方向感の出づらい展開が想定されます。
(カナダ・ドル/米ドル)
100
(2015年11月20日~2015年12月18日)
(%)
1.4
カナダ5年国債
1.2
1.0
0.8
0.75
0.6
11/20
11/27
12/4
12/11
12/18
【3】主要経済指標
発表日
発表頻度
期間
指標名
データ
(参考)前回
12/15
12/18
12/23
12/23
毎月
毎月
毎月
毎月
2015年10月
2015年11月
2015年10月
2015年10月
製造業売上高(前月比)
消費者物価指数(前年同月比)
GDP(前月比)
小売売上高(前月比)
-1.1%
1.4%
-
-1.5%
1.0%
-0.5%
-0.5%
(出所)Bloomberg等より大和投資信託作成
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