2016年6月14日 カナダの金融市場動向 Weekly Report 【2016年6月4日~2016年6月10日の推移】 【1】為替動向 【カナダ・ドル 為替推移】 (2016年5月13日~2016年6月10日) 先週のカナダ・ドル円相場は上昇しました。ナイジェリ アの生産障害などから原油価格が上昇したことを受け て、カナダ・ドルは対円で上昇しました。また、カナダの 雇用者数が市場予想を上回る結果となりましたが、カナ ダ・ドルの上昇は一時的なものにとどまりました。 今週は、カナダではCPI(消費者物価指数)の発表が 予定されていますが、市場の注目は米国のFOMC(米 国連邦公開市場委員会)や日銀の金融政策決定会合 に集まるとみています。日銀に対する追加緩和への思 惑から、金融政策の発表前後では為替市場の値動き が大きくなることも予想されます。また、英国のEU(欧州 連合)離脱に対する市場センチメントの動向にも左右さ れやすいとみています。 【2】金利動向 (円/カナダ・ドル) (カナダ・ドル/米ドル) 95 1.20 円/カナダ・ドル(左軸) カナダ・ドル/米ドル(右軸、上下反転) 90 カナダ・ ドル 1.25 85 高 1.30 80 1.35 安 83.69 75 5/13 5/20 5/27 6/3 1.40 6/10 ※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。 【カナダ 金利推移】 先週のカナダ5年国債利回りは低下しました。世界経 済の減速や英国のEU離脱に対する懸念の高まりなど から、主要先進国で金利が低下し、カナダもそれに連 れて金利が低下しました。 今週は、カナダではCPIが発表されますが、金利の動 向は米国で開催されるFOMCの結果や、6月23日(現 地)に実施される英国のEU離脱の是非を問う国民投票 に対する思惑に左右されやすい展開を予想します。引 き続き、カナダ国内の材料よりも海外の材料に左右され そうです。 1.28 (2016年5月13日~2016年6月10日) (%) 1.2 カナダ5年国債 1.0 0.8 0.6 0.58 0.4 5/13 5/20 5/27 6/3 6/10 【3】主要経済指標 発表日 発表頻度 期間 指標名 データ (参考)前回 6/8 6/9 6/10 6/15 6/17 毎月 毎月 毎月 毎月 毎月 2016年5月 2016年4月 2016年5月 2016年4月 2016年5月 住宅着工件数(年率、件数) 新築住宅価格指数(前年同月比) 雇用者数(前月差) 製造業売上高(前月比) 消費者物価指数(前年同月比) 188.6千件 2.1% 13.8千人 - 191.4千件 2.0% -2.1千人 -0.9% 1.7% (出所)Bloomberg等より大和投資信託作成 当資料のお取り扱いにおけるご注意 ■当資料は、ファンドの状況や関連する情報等をお知らせするために大和投資信託により作成されたものであり、勧誘を目的としたものではありません。■当資料は、 各種の信頼できると考えられる情報源から作成していますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。■当資料の中で記載されている内容、数値、 図表、意見等は当資料作成時点のものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更されることがあります。■当資料中における運用実績 等は、過去の実績および結果を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。 販売会社等についてのお問い合わせ⇒大和投資信託フリーダイヤル0120-106212(営業日の9:00~17:00) HP http://www.daiwa-am.co.jp/ 1/1
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