2016年2月9日 カナダの金融市場動向 Weekly Report 【2016年1月30日~2016年2月5日の推移】 【1】為替動向 【カナダ・ドル 為替推移】 (2016年1月8日~2016年2月5日) 先週のカナダ・ドル円相場は下落しました。先週は、 市場予想を下回った米国のISM(全米供給管理協会) 非製造業景況指数や、FRB(米国連邦準備制度理事 会)高官の景気に慎重な発言などを背景とした米ドル 安により、カナダ・ドルは対米ドルで上昇しました。一方、 株安や原油安など市場のリスク回避的な動きが続いた ことから、円高が進行しカナダ・ドルは対円では下落し ました。 今週カナダでは、住宅関連の指標の発表があります が、注目度は低く、市場では引き続き株式市場や原油 価格の動向に注目が集まるとみています。市場環境に 一定の落ち着きが見られれば、リスク回避姿勢の後退 からカナダ・ドル反発のサポート要因になると考えられま す。 (円/カナダ・ドル) 95 (カナダ・ドル/米ドル) 1.30 カナダ・ ドル 円/カナダ・ドル(左軸) 1.39 カナダ・ドル/米ドル(右軸、上下反転) 90 1.35 高 85 1.40 80 1.45 安 83.98 75 1.50 1/8 1/15 1/22 1/29 2/5 ※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。 【2】金利動向 先週のカナダ5年国債利回りは低下しました。先週は、 世界的な株安や原油安などのリスク回避的な動きを背 景に安全資産への需要が高まり、債券が買われ金利は 低下しました。また、カナダでは雇用統計や貿易収支 が発表されました。雇用統計は市場予想を下回った一 方、貿易収支は市場予想以上の結果となりましたが、 金利への影響は限定的でした。 今週は、引き続き株式や原油などリスク資産の動向に 左右される展開を想定します。市場環境に一定の落ち 着きが見られれば、金利の反発を見込みます。また、米 国ではFRB議長の議会証言が予定されており、足元の リスク回避的な動きが、同国の利上げ姿勢に影響を与 えるかが注目されます。金融引き締め色を弱めた場合、 リスク資産の買い戻しおよび金利上昇の材料になる可 能性があり、注目しています。 【カナダ 金利推移】 (2016年1月8日~2016年2月5日) (%) 1.2 カナダ5年国債 1.0 0.8 0.6 0.58 0.4 1/8 1/15 1/22 1/29 2/5 【3】主要経済指標 発表日 発表頻度 期間 指標名 データ (参考)前回 2/5 2/5 2/11 毎月 毎月 毎月 2015年12月 2016年1月 2015年12月 貿易収支(実額) 雇用者数(前月差) 新築住宅価格指数(前年同月比) -5.9億カナダ・ドル -5.7千人 - -15.9億カナダ・ドル 24.1千人 1.6% (出所)Bloomberg等より大和投資信託作成 当資料のお取り扱いにおけるご注意 ■当資料は、ファンドの状況や関連する情報等をお知らせするために大和投資信託により作成されたものであり、勧誘を目的としたものではありません。■当資料は、 各種の信頼できると考えられる情報源から作成していますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。■当資料の中で記載されている内容、数値、 図表、意見等は当資料作成時点のものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更されることがあります。■当資料中における運用実績 等は、過去の実績および結果を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。 販売会社等についてのお問い合わせ⇒大和投資信託フリーダイヤル0120-106212(営業日の9:00~17:00) HP http://www.daiwa-am.co.jp/ 1/1
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