2016年4月19日 カナダの金融市場動向 Weekly Report 【2016年4月9日~2016年4月15日の推移】 【1】為替動向 【カナダ・ドル 為替推移】 (2016年3月18日~2016年4月15日) 先週のカナダ・ドル円相場は上昇しました。ドーハで の産油国の生産調整に関する協議への期待から原油 価格が上昇したことを受けて、カナダ・ドルは対円で上 昇しました。また、政策金利決定会合が開催され、カナ ダ銀行(中央銀行)は政策金利(翌日物金利の誘導目 標)を市場予想通り据え置くことを発表しました。 今週は、カナダで小売売上高やCPI(消費者物価指 数)が発表されます。これらの経済指標が市場予想を 上回る結果となれば、カナダ・ドル上昇のサポート要因 となると考えられます。また、市場では引き続き、株式市 場や原油価格の動向に注目が集まりやすいと考えます。 (円/カナダ・ドル) (カナダ・ドル/米ドル) 95 1.20 円/カナダ・ドル(左軸) 1.28 カナダ・ドル/米ドル(右軸、上下反転) 90 カナダ・ ドル 1.25 85 高 1.30 80 84.83 75 3/18 3/25 4/1 4/8 1.35 安 1.40 4/15 ※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。 【2】金利動向 【カナダ 金利推移】 先週のカナダ5年国債利回りは上昇しました。先週は 株式市場や原油価格などの動向に左右される展開とな り、原油価格が反発したことが金利上昇要因となりまし た。また、カナダ銀行は政策金利を市場予想通り据え 置きました。 今週は、ECB(欧州中央銀行)理事会、来週はFOMC (米国連邦公開市場委員会)、日銀の金融政策決定会 合と、主要先進国の金融政策が発表されます。現状で はこれらの金融政策に大きな変更は見込まれておらず、 金利は株式市場や原油価格などの動向に左右されや すい展開を想定します。 (2016年3月18日~2016年4月15日) (%) 1.2 カナダ5年国債 1.0 0.8 0.76 0.6 0.4 3/18 3/25 4/1 4/8 4/15 【3】主要経済指標 発表日 発表頻度 期間 指標名 データ (参考)前回 4/13 4/14 4/15 4/22 4/22 毎月 毎月 毎月 毎月 2016年2月 2016年2月 2016年2月 2016年3月 政策金利 新築住宅価格指数(前年同月比) 製造業売上高(前月比) 小売売上高(前月比) 消費者物価指数(前年同月比) 0.50% 1.8% -3.3% - 0.50% 1.8% 2.3% 2.1% 1.4% (出所)Bloomberg等より大和投資信託作成 当資料のお取り扱いにおけるご注意 ■当資料は、ファンドの状況や関連する情報等をお知らせするために大和投資信託により作成されたものであり、勧誘を目的としたものではありません。■当資料は、 各種の信頼できると考えられる情報源から作成していますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。■当資料の中で記載されている内容、数値、 図表、意見等は当資料作成時点のものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更されることがあります。■当資料中における運用実績 等は、過去の実績および結果を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。 販売会社等についてのお問い合わせ⇒大和投資信託フリーダイヤル0120-106212(営業日の9:00~17:00) HP http://www.daiwa-am.co.jp/ 1/1
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