2016年1月13日 カナダの金融市場動向 Weekly Report 【2016年1月2日~2016年1月8日の推移】 【1】為替動向 【カナダ・ドル 為替推移】 (2015年12月11日~2016年1月8日) 先週のカナダ・ドル円相場は下落しました。先週カナ ダでは、貿易収支や雇用者数が発表され、どちらも市 場予想以上の堅調な結果となりましたが、カナダ・ドル 円相場への影響は限定的でした。人民元の下落をきっ かけに中国株をはじめとする世界的な株安や原油安が 進行し、中東や北朝鮮の地政学リスクも高まりました。そ のため、市場ではリスク回避姿勢が強まり、円高が進行 し、カナダ・ドルは対円で下落しました。 今週は、カナダでは住宅関連指標の発表があります が、注目度は低く、市場への影響は限定的と考えられ ます。市場では引き続き、中国などの株式市場や原油 価格の動向に注目が集まり、緊迫した状況が継続する とみています。市場環境に一定の落ち着きが見られれ ば、リスク回避姿勢の後退からカナダ・ドル反発の支援 材料になると考えられます。 【2】金利動向 (円/カナダ・ドル) 1.30 円/カナダ・ドル(左軸) カナダ・ドル/米ドル(右軸、上下反転) 90 1.42 カナダ・ ドル 1.35 高 85 1.40 80 1.45 82.75 75 12/11 安 1.50 12/18 12/25 1/1 1/8 ※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。 【カナダ 金利推移】 先週のカナダ5年国債利回りは低下しました。先週は カナダに加え、米国でも雇用統計が発表され堅調な結 果でしたが、平均賃金が伸び悩み、あまり材料視されま せんでした。原油価格が下落したことでディスインフレ 圧力が意識されたことや、リスク回避姿勢の強まりを材 料に、カナダの金利は低下しました。 今週は、カナダでは住宅関連指標の発表があります が、注目度は低く、市場への影響は限定的と考えられ ます。市場では引き続き中国などの株式市場や原油価 格の動向に注目が集まるとみています。また、月後半に 金融政策決定会合を控えるカナダでは、利下げへの警 戒感もあり、金利は上がりにくいとみています。 (カナダ・ドル/米ドル) 95 (2015年12月11日~2016年1月8日) (%) 1.2 カナダ5年国債 1.0 0.8 0.64 0.6 0.4 12/11 12/18 12/25 1/1 1/8 【3】主要経済指標 発表日 発表頻度 期間 指標名 データ (参考)前回 1/6 1/8 1/11 1/14 毎月 毎月 毎月 毎月 2015年11月 2015年12月 2015年12月 2015年11月 貿易収支(実額) 雇用者数(前月差) 住宅着工件数(年率、件数) 新築住宅価格指数(前年同月比) -19.9億カナダ・ドル 22.8千人 173.0千件 - -24.9億カナダ・ドル -35.7千人 212.0千件 1.5% (出所)Bloomberg等より大和投資信託作成 当資料のお取り扱いにおけるご注意 ■当資料は、ファンドの状況や関連する情報等をお知らせするために大和投資信託により作成されたものであり、勧誘を目的としたものではありません。■当資料は、 各種の信頼できると考えられる情報源から作成していますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。■当資料の中で記載されている内容、数値、 図表、意見等は当資料作成時点のものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更されることがあります。■当資料中における運用実績 等は、過去の実績および結果を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。 販売会社等についてのお問い合わせ⇒大和投資信託フリーダイヤル0120-106212(営業日の9:00~17:00) HP http://www.daiwa-am.co.jp/ 1/1
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