2016年1月26日 カナダの金融市場動向 Weekly Report 【2016年1月16日~2016年1月22日の推移】 【1】為替動向 【カナダ・ドル 為替推移】 (2015年12月25日~2016年1月22日) 先週のカナダ・ドル円相場は上昇しました。先週カナ ダでは、金融政策決定会合が行われ、政策金利の据え 置きが決定されました。また、ECB(欧州中央銀行)のド ラギ総裁が追加緩和を示唆したことをきっかけに株価や 原油価格が反発したことで、市場のリスク回避的な姿勢 が後退し、円安カナダ・ドル高が進行しました。 今週カナダでは、月次GDP(国内総生産)の発表が予 定されています。市場では前月比、前年比でともに前 月よりも高い成長率が予想されており、堅調な結果とな ればカナダ・ドルの上昇要因となるとみています。また、 足元のリスク回避姿勢の後退がこのまま続けば、円安カ ナダ・ドル高の進行も期待できます。 (円/カナダ・ドル) 95 (カナダ・ドル/米ドル) 1.30 カナダ・ ドル 円/カナダ・ドル(左軸) カナダ・ドル/米ドル(右軸、上下反転) 90 1.35 高 84.12 85 1.40 80 1.45 安 1.41 75 12/25 1/1 1/8 1/15 1.50 1/22 ※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。 【2】金利動向 先週のカナダ5年国債利回りは上昇しました。先週カ ナダでは、政策金利の据え置きが決定されました。市 場の予想では「据え置き」と「0.25%ポイントの利下げ」 でほぼ半々に割れてたため、据え置きとなったことで利 下げの織り込みが解消され、金利上昇圧力となりました。 また、株価や原油価格の反発で市場のリスク回避的な 姿勢が後退したこともあり、債券が売られ金利が上昇し ました。 今週カナダでは、月次GDPの発表が予定されていま す。先週発表された小売売上高が好調であったことか らも堅調な結果が見込まれ、金利の上昇要因になると みています。また、足元では株式や原油価格が反発し ており、リスク回避姿勢の後退がこのまま続けば、カナ ダの金利上昇圧力が高まると考えられます。 【カナダ 金利推移】 (2015年12月25日~2016年1月22日) (%) 1.2 カナダ5年国債 1.0 0.8 0.76 0.6 0.4 12/25 1/1 1/8 1/15 1/22 【3】主要経済指標 発表日 発表頻度 期間 指標名 データ (参考)前回 1/20 1/20 1/22 1/22 1/29 毎月 毎月 毎月 毎月 2015年11月 2015年11月 2015年12月 2015年11月 製造業売上高(前月比) 政策金利 小売売上高(前月比) 消費者物価指数(前年同月比) GDP(前月比) 1.0% 0.50% 1.7% 1.6% - -1.3% 0.50% 0.1% 1.4% 0.0% (出所)Bloomberg等より大和投資信託作成 当資料のお取り扱いにおけるご注意 ■当資料は、ファンドの状況や関連する情報等をお知らせするために大和投資信託により作成されたものであり、勧誘を目的としたものではありません。■当資料は、 各種の信頼できると考えられる情報源から作成していますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。■当資料の中で記載されている内容、数値、 図表、意見等は当資料作成時点のものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更されることがあります。■当資料中における運用実績 等は、過去の実績および結果を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。 販売会社等についてのお問い合わせ⇒大和投資信託フリーダイヤル0120-106212(営業日の9:00~17:00) HP http://www.daiwa-am.co.jp/ 1/1
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