1-1 a × (b × c) と (a × b) × c は等しいか? 1-2 a · (b × c) = b · (c × a) = c · (a × b) a × (b × c) = (a · c)b − (a · b)c を示せ。 1-3 ϕ はスカラー場、A はベクトル場である。 div (ϕ A) = ϕ div A + A grad ϕ div (A × B) = B ・rot A − A・ rot B rot (ϕ A) = ϕ rot A − A × grad ϕ div rot A = 0 rot grad ϕ = 0 を示せ。 1-4 以下のベクトル場の div と rot を求めよ。 (1,1,1), (x,x,x), (x,y,z), (y,z,x), (z,x,y), (−y + z,x,−x) 1-5 以下のベクトル場の div と rot を求めよ。原点で微分可能になるのはどういう場合か。 rot の z 成分がゼロになるのは n がいくつの時か。(n は実数) 1-6 以下のベクトル場の div と rot を求めよ。原点で微分可能になるのはどういう場合か。div がゼ ロになるのは n がいくつの時か。(n は実数。1-5 とは cos sin が逆になっている。) 1-7 以下のベクトル場の div と rot を求めよ。原点で微分可能になるのはどういう場合か。 div がゼロになるのは n がいくつの時か。(極座標の例) (Ax, Ay, Az) = (rn+1 sinθcosϕ, ただし 𝑟 = √𝑥 2 + 𝑦 2 + 𝑧 2 x = rsinθcosϕ, y = rsinθ sinϕ, z = rcosθ rn+1 sinθsinϕ, rn+1 cosθ) 1-8 ポプラの木の枝のような、z 軸から伸びるときに z の正方向に傾いているようなベクト ル場の例を (x,y,z) で書け。また、傾き一定の条件をつけるとどうなるか。 1-9 直線 から、直線と垂直方向に発散するようなベクトル場の例を作れ。(z 軸のまわりの簡単な例を作っ てから座標変換する。) 1-10 z 軸のまわりを回転するベクトル場の例を一つ挙げ、それを元に、xz 平面内で x=5 で表される直線のまわりを回転するベクトル場を作れ。 1-11 z 軸のまわりを回転するベクトル場の例を一つ挙げ、それを元に、xz 平面内で z 軸から角度 θ 傾いた直線のまわりを回転するベクトル場を作れ。さらに、極座標の (θ,ϕ) の方 向の直線の周りを回転するようなベクトル場の例を作れ。 1-12 R を任意の 3 次元回転行列とする。A,B をベクトルとするとき、 𝑅(𝐴 × 𝐵) = (𝑅𝐴) × (𝑅𝐵) は、幾何学的に明らかである。これを幾何学的考察をできるだけ用いないで、例えば成分分けで示 してみよ。 (成分分けでできなかった場合は、なるべく幾何学的考察を用いず示す方法を探してみ よ。 ) 1-13 (1)2 次元のスカラー場𝜙(𝑥, 𝑦) = 𝑥 2 + 2𝑦 2 の grad を求めて、そのベクトルが等高線と直交すること を示せ。 (2)(1)を一般に示せ。 (3)方向微分を以下のように定義する。長さ 1 のベクトル(a,b)があったとき、 𝑑𝑓(𝑥 + 𝑡𝑎, 𝑦 + 𝑡𝑏) 𝑑𝑡 を(a,b)方向の方向微分と呼ぶ。方向微分の最小値を与えるのは、(a,b)が 𝜕𝑓 𝜕𝑓 −( , ) 𝜕𝑥 𝜕𝑦 と同じ方向であるときで、そのときの値は 𝜕𝑓 2 𝜕𝑓 2 −√( ) + ( ) 𝜕𝑥 𝜕𝑦 であることを示せ。 1-14 (1)内積に似た演算を考案しようとして、例えば2次元で内積2号として (𝑎𝑥 𝑎𝑦 )∎(𝑏𝑥 𝑏𝑦 ) = 𝑎𝑥 𝑏𝑦 + 𝑎𝑦 𝑏𝑥 という演算を定義する。座標系の回転に対して、内積 2 号の値はどう変化するか。座標系の回転に 対して、普通の内積の値はどう変化するか、ということと比較せよ。 (2)grad の2号として、以下のベクトルみたいなものはベクトルと言えるか?言える、言えないのど ちらかを答えて、その理由を説明せよ。 ( 𝜕ℎ(𝑥, 𝑦) 𝜕ℎ(𝑥, 𝑦) , ) 𝑑𝑦 𝑑𝑥 (3) 例えば2次元で内積 3 号として (𝑎𝑥 𝑎𝑦 )∎(𝑏𝑥 𝑏𝑦 ) = 𝑎𝑥 𝑏𝑦 − 𝑎𝑦 𝑏𝑥 だったらどうか? (4) 3 次元空間で内積は任意の回転に対して不変であることを示せ。 1-15 半径 a の球があって、電荷の密度分布が中心からの関数で ρ(r) = brn の場合。まず電荷が有限になる条件は何か。その条件で電位と電場を求めよ。 1-16 平行平板コンデンサを3つ用意して直列につなぐ。はしからC1、C2、C3とよぶ。C1とC2 の間にQ4の電荷を入れ、さらにC2とC3の間にはQ5の電荷を入れた。3つのコンデンサの各 板(6つある)にある電荷を求めよ。 1-17 直線状電荷があって、単位長さあたりの電荷がρであった。まわりの電位と、電場ベクトルを求め よ。 1-18 半径 a の円上に一様に電荷がある。電荷の線密度を ρ0 とする。まわりの電位、電場を計算する 式をかけ。積分可能なのはどういう場合か。 1-19 同心球型コンデンサの容量を求めよ 1-20 同軸型コンデンサの容量を求めよ。 1-21 q と −q の電荷が l だけの距離をおいて配置されているとき、十分遠い位置での電位、電場を求 めよ。 (磁気のところで磁気モーメントとして出てくる。 )
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