担 当 厚生労働省奈良労働局発表 平成28年8月16日 奈良労働局職業安定部 職 業 対 策 課 長 木田 俊男 職業対策課長補佐 森 龍哉 電話 0742(32)0209 奈良労働局職業安定部職業対策課における文書の紛失について 奈良労働局(局長 吉野 彰一)は、奈良労働局職業安定部職業対策課(課長 木田 俊男)における 個人情報を含む文書の紛失について、下記のとおり当該事案を確認の上、必要な措置を講じましたので、 概要をお知らせします。 1 概 要 奈良労働局職業安定部職業対策課(以下「対策課」という。)において、A 社に係るキャリアアップ助 成金支給申請書(以下「申請書」という。 )及び確認書類を紛失するという事案が発生した。 申請書には、事業所名、事業主名、事業所の所在地、電話番号、事業所の担当者氏名、電話番号及び訓 練の受講者氏名等の情報が記載されており、 確認書類には、事業所名称、所在地、代表者名、労働者名、労働条件、支払われた賃金額、出勤状況の 情報等が記載されていた。 2 事実経過 (1)平成 28 年3月 16 日、対策課において A 社から支給申請書を受理、対策課職員Bは確認資料が不足 していたため、申請書及び確認書類を保管し、不足書類の提出については、事業主へ定期的に連絡を 行い、早期の提出を依頼していた。 (2)同8月4日、不足書類が整ったことから審査を行おうとしたところ、支給申請書の所在が不明であ ることが判明した。 (3)対策課職員 B と他の対策課職員が庁舎内を捜索したが、申請書及び確認書類は発見できないため紛 失事案と判断した。 (4)同月8日、9日、対策課長が A 社代表者及び関係者に経過の説明を行い、謝罪した上で了承を得た。 3 発生原因 対策課においては、すぐに処理できない書類は、所定の保管場所で保管することとなっているが、 保管場所に見当たらないため、決められた一時保管場所での保管が守られていなかったことが原因と 考えられる。また、平成 28 年7月に不要書類の整理のため、シュレッダー処理を行った事実があり、 その際に誤ってシュレッダー処理した可能性が高いものと思われる。 4 再発防止対策 (1) 対策課においては、8月9日に課長から全職員(非常勤職員を含む)に対し、本事案の事実経過を 説明した上、個人情報を含む書類を受理した場合には施錠のできる一時保管棚へ保管するなど、文 書管理の徹底、個人情報の管理の徹底を指示した。 (2) 奈良労働局職業安定部においては、本事案を踏まえて、8月10日に職業安定部長から部内課室長 及び管下公共職業安定所長に対して、文書により適正かつ徹底した文書及び個人情報の管理を行う よう指示した。 (3)奈良労働局においては、8月9日に臨時局議を開催し、労働局長から各部課室長に対して本事案の 事実経過を説明した上、文書管理の徹底、個人情報の管理の徹底を指示した。
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