採択理由【 国語科 】 国語科においては、東京書籍、学校図書、三省堂、教育出版、光村図書出版の5者につ いて検討を加えた。 各者とも、学習指導要領「中学校国語」の目標である「国語を適切に表現し正確に理解 する能力を育成し、伝え合う力を高めるとともに、思考力や想像力を養い言語感覚を豊か にし、国語に対する認識を深め国語を尊重する態度を育てる」ことや、各学年の目標、内 容、学習指導要領の趣旨を踏まえて編集がなされている。 本地区の生徒の実態としては、よさとして、読むことや漢字の習得に意欲的である。一 方、課題として、論理的に思考を深めたり、論理的な文章を書く力が不足したりしている 傾向が見られるなどの報告が専門委員よりあった。 本採択地区協議会は、上記の報告をふまえ、本地区の生徒の課題を解決する観点から協 議した結果、「読む」「書く」「話す・聞く」が系統立てて構成されていることや、目標と 学習課題が具体的に示され、3年間を見通して指導できる工夫が光村図書出版の教科用図 書には多く見られることから、光村図書出版の教科用図書が適切であると選定した。 なお、光村図書出版の教科用図書の工夫は、次のような点である。 (1)単元の構成については、目標と学習課題が具体的に示され、「学習を振り返る」「次 につなげよう」で自己評価や活用ができるような工夫が見られる。 (2)内容の面では、「読む」・「書く」・「話す・聞く」が系統立てて構成されており、前 後の教材や学年間で関連をもたせるとともに、「学習の見通しをもとう」で既習事項 との関連や具体的な授業の流れを理解し、生徒が主体的に言語活動に取り組める工夫 が見られる。 (3)学習効果や使用上の利便性については、巻末資料に学習用語の一覧表が設けてあり、 3年間を見通して指導できる工夫が見られ、中扉に学習内容と教材を季節の植物の写 真とともに示してあり、身に付けたい力を確かめるための工夫が見られる。 国語科
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