4月号 - 聖学院中学校高等学校図書館

0、司書 中山浩二さん → 1、司書 中島秀男さん → 2、国語科 大川功先生 → 3、社会科 鹿島永好先生 → 4、国語科 伊藤豊先生 → 5、社会科 赤熊正之先生 → 6、数学科 本橋真紀子先生 → 7、英語科 藤本俊先生 → 8、社会科 海老原栄先生
2015年 4 月 21 日発行
聖学院中学校高等学校図書委員会
2 、あなたの大切な本をラミネート加工します。
図書館の本は、痛まないようにビニールのカバーをつけてい
ます。みなさんにとっての大切な一冊に、ビニール・カバーを
つけるサービスを行います。
2015 年度テーマ
~ 知恵がなる場、元気が出る図書館 ~
施行前
聖学院中学校高等学校
が、109 年目のスタートを
切りました。
2015 年度より図書館も、
大きく変わります。以下に
今後、図書館が取り組む
「10 の改革」を紹介しま
す。
今年度より新規に「Asahi Weekly」を購読します。
4、購読雑誌の変更
今年度より新規に下記雑誌を購読します。
・群像
・サッカーマガジン zone
・新潮
・大学への数学
・文學界
授業期間中の開館時間が以下のように変わりました。
月曜から金曜日
午前 7 時 30 分~午後 6 時 30 分
土曜日
午前 7 時 30 分~午後 5 時 30 分
平日の閉館時間を 30 分延長することで、1 日 11 時間の
開館となります。
また、生徒が利用するだけでなく、先生方が図書館で授
業を行うために、コンピュータで利用予約ができるように
なりました。
これまでも各学年から発行
されている学年通信を館内で
閲覧できるようにしていまし
たが、これに加え、毎週土曜
日、中学生を対象に数学科が
実施している「東大生フェロ
ー通信」も閲覧できるように
しました。
施行後
3、購読新聞の追加
1、開館時間延長
6、学年通信コーナーに「東大生フェロー通信」を追加しまし
た。
7、赤本の配架を見やすくしました。
これまでの五十音順から、
文系・理系、国立・私立、難
易度順に並べ替えることで、
視野の移動が最小限になるよ
う配慮しました。
0
2
2
、
国
語
科
中学1年C組
中学3年C組
高校Ⅰ年B組
中学2年C組
中学1年E組
100
200
300
400
500
494
419
403
315
294
600
松
原
裕
二
先
生
1
0
、
理
科
福
地
修
二
先
生
→
1
1
、
英
語
科
伊
藤
大
輔
先
生
今年度より、各学年発行の学年通信に図書館から読書につい
てのエッセイを掲載します。
1
2
、
理
科
9、各学年の保護者会で、保護者のみなさまに向けた図書館利
用案内をします。
宮
隆
允
先
生
「子どもに本を読ませるには?」
「帰国生の英語力を高める
ためには?」といったアイディアについて、各学年の保護者会
で図書館司書が説明させていただきます。
10、ご意見箱を設置し、利用者の質問や意見に答えます。
2014年度貸出冊数上位5クラス
9
、
数
学
科
→
8、各学年の学年通信に図書館から記事を提供します。
5、新聞スクラップの提供
今年度より、購読している新聞から、
「進路・大学」
「震災」
・
「沖縄」
「農業」
「文学」
「医療」をテーマとした、スクラップ・
ブックを作成します。
事前学習や小論文の勉強に利用できます。
→
図書館についての疑問、改
善して欲しい点について利用
者からのコメントを受け付け
ます。図書館司書がすべてに
目を通して、返事を添えて掲
示します。
→
1
3
、
英
語
科
鶴
見
遥
先
生
→
1
4
、
英
語
科
増
山
望
宮
先
崎
靖久先生 ← 21、国語科 権頭 史先生 ← 20、技術科 内田 真哉先生 ← 19、英語科 高橋 一也先生 ← 18、保健体育科 飛田 欣吾先生 ← 17、事務(教務担当) 小山敦子さん ← 16、 養護 小野梓先生 ← 15、国語科 島立光人先生 ← 生
2015年 4 月 21 日発行
聖学院中学校高等学校図書委員会
リレートーク 第23回
019
I
私と読書
英語科 高村聖木 先生
作家一人一人にこだわる前号の宮崎先生と違い、図書館
から雑多に借りてきた本をその時の気分で並行して読むの
が私の読書スタイルです。
小・中学校ではシャーロック・ホームズ等の冒険推理小
説や、
「赤毛のアン」のように、生涯をシリーズで描いてい
くような作品をよく読んでいました。主人公の成長と共に
想像の中で自分も大人になっていく。現在の中2は昨年度
末、LLT で「人生の宝地図」を作りましたが、それを無意識
に描いていたような気がします。実際、こうして教師にも
なりました。
高校では部活の関係からシェイクスピア、テネシー・ウ
ィリアムズ 、ニールサイモンといった戯曲を英語で読み漁
りました。延長線上でチェホフに没頭し、そこから外国語
学部―ロシア語への道が開かれていきました。大学ではち
ょっとしたきっかけでチェコ語もかじり、各言語で作品を
読む中、言葉の持つ多様性、響の美しさに魅せられていき
ました。翻訳や言語学等、言葉と関わって仕事をしていき
たいと思うようになったのはこの頃です。
社会人になってしばらくは、機械、医学等の書籍を必要
に迫られて読んでいました。子どもができ、読み聞かせを
通して、多くの絵本と出会いました。近年は歴史小説や、
学生時代に必要に迫られていた文学作品の読み直しもして
います。受験や仕事という縛りから外れ、長い人生経験を
経て読んでみると、同じ作品でも違う側面が見え、新たな
面白さを発見できるものです。
目下、孫への読み聞かせをしています。かつてわが子た
ちが読んだ本を孫が選び、せがんでくる姿に目を細める毎
日です。電子書籍という新しい形式での絵本との出会いを
楽しめるのも孫たちのおかげです。
こうしてみると、本は常に人生に寄り添ってくれるもの
だと思います。岐路には本が何かしらの道標となってくれ
ます。本との出会いは人との出会いと同じ。初対面の感動
もあれば、再び会った時の懐かしさや新しい発見もありま
す。新しい友達を探しに図書館に行ってみませんか。
図書館司書 田山恭司