09_中学3年英語_The Wisest Man in The World

中学校
高等学校3年
英語
4人以上1台タブレット
ロイロノートスクール実践事例集
E x t e n si ve R e adi ng2 T he Wi s es t M a n in The World
古河市立三和北中学校
近松 香織教諭
レゴとロイロノートを使って、長文の読解力を身につけよう
実践の概要
発音を録音することで、自主的に音読練習をするようになり、長文のリーディング力がアップします。
英語の物語を音読し、登場人物の心情や様子、場面の状況などを読み取ります。
本文の場面をレゴで表現し、ロイロノートで撮影します。グループで話し合い、
撮影した場面を物語の展開に合わせて並べかえ、動画を作成します。
動画を見ながらセリフ、ナレーションを作成し、オリジナルのシナリオを仕上げます。
シナリオを動画に録音し、それを聞きなおすことで発音が意識されるので、
長文のリーディング力を上げることができます。
ロ イ ロ ノ ー ト導入のメリット
・ 撮影した場面を、生徒たちは物語に合わせて入れ替えをしながら、動画に構成することができました。
物語全体の構成を把握する力が養われるとともに、接続詞や指示語などの使い方を理解することができました。
また、必要に応じて再撮影や追加撮影などを行い、より物語の読解と表現、Input から Output を
深めることができました。
ロイロノートでなら、撮影した場面の入れ替えが容易にできるので、話し合いもスムーズに進みました。
・ できあがった物語に、自分たちで作成したセリフを録音する際、教科書の文を使ったりオリジナルのセリフを
考えたりしました。事前にレゴでの再現やロイロノートでの物語作成などを通して物語の読解が深まっていたので、
セリフを作成するという Output 活動ではより高い表現活動が展開されました。
録音したものを聞くことで、聞く力や主体的な音読練習も生まれました。
実践 の 目 標
物語の場面をよく読み、登場人物の心情を考えながらセリフを録音することができる。
実践 の 場 面
1. 教 科 書 を 読む(音読練習)
グループごとに Reading leader を決めて、音読練習をする。
Leader を中心として、Group reading→Following reading→
Shadowing reading を行う。
音読が終わったら必ずお互いを英語でほめ合うようにすることで、
雰囲気を高める。
授業の最後に、自分たちで作成したシナリオを読むという課題を
与えることで、生徒に主体的な音読練習をさせる。
2. 場 面 を 再 現する
グループで、登場人物の心情や様子、場面の状況などを
本文から読み取り、それらをレゴを使って再現した。
再現するために、生徒は繰り返し本文を読み、
その内容について話し合いをする必然性が生まれる。
また、レゴを活用することで、何度も作り直しができるので、
読解力と表現力が深まる。
3. レ ゴ を 撮 影する
ロイロノートを活用して作成したレゴを撮影する。
撮影したレゴが場面を正しく再現しているかどうか、
本文と照らし合わせて確認する。
4. 撮 影 し た 場面を構成する
グループで話し合いをして協力しながら、
撮影した場面を物語の展開に合わせて並べかえる。
さらに、物語を再考し、撮影しなおしたり、
撮影した場面を比較したりするなど、比較検討をする。
5 . 撮 影 し た 場 面を見ながら、セリフを
作成する
できた動画を見ながら、場面や登場人物の心情を考えた
セリフ、ナレーションを作成し、自分たちのオリジナルの
シナリオを仕上げる。
6. 登 場 人 物 のセリフを録音する
場面や登場人物の心情を理解し、登場人物のセリフやナレーションを気持ちを込めて読んで録音をする。
セリフは教科書のセリフだけでなく、オリジナルのセリフを入れたりした。
録音した音声を聞き直し、音読練習の必要性を感じて自主的に音読練習をしていた。
動画の長さに合わせて読むスピードを変えたりするなど、読み方の工夫も見られた。