カリキュラムの概要

主な科目
カリキュラムの概要
1年次必修
国際交流、国際平和、国際開発・発展に貢献できる人材を育成するため、政治・経済・外交などの視点に加え、
文化・社会的背景など、国際社会の現実にアプローチする多様な視点と、総合的な分析・考察力を養います。
1 年次
●
1年セミナー
2 年次
●
原書講読(2年セミナー)
3 年次
●
3年セミナー
4 年次
●
●
4年セミナー
卒業論文
外国語科目(英語)
●
Composition Ⅰ
●
Pronunciation Ⅰ
Reading Skills Ⅱ
● Oral English Ⅱ
● Composition Ⅱ
●
●
●
外国語Ⅲ
(English Ⅲまたは
第2外国語の程度Ⅲ以上)
Listening Ⅱ
必修科目
外国語科目(第2外国語)
6言語から1言語選択
動きの教育
●
●
4年次必修
■1年セミナー
■原書講読(2年セミナー)
■4年セミナー*
社会・人文科学の基本文献の輪読、個人発表を
通じ、現代世界の諸問題を探ります。基礎知識
を身につけると同時に、文献の読み方、討論の
方法、レポートの書き方を学びます。
国際関係を考えるうえで重要なテーマをあつか
う英語の文献を使って、語学力と専門分野の基
礎知識を身につけます。
南諭子准教授のクラスでは、3年次に学んだ国
際法に関して卒業論文のテーマを設定し、個別
報告や夏合宿での中間報告会、教員による個人
指導や添削を行います。論文提出後には卒論報
告会を実施します。
■国際関係概論
■Composition Ⅱ※
「国際関係」とは何か、「国際関係学という学
問の対象と方法」とはどのようなものかについ
て、空間的・構造的・歴史的つながりの視点か
ら考えます。また、非西欧世界に注目して、
「国際関係」の考え方(観点・認識枠組み・構
成要因)の特徴と変化について学びます。
このクラスでは、エッセーや手紙、要約などの
課題を提出し、添削を受けることで論理的で正
しい表現ができるように訓練します。また、参
考文献リストや注釈の入れ方など、論文に必要
なルールも学びます。
■比較文化序説
3年次必修
基幹科目(2年次から4年次に選択)
■3年セミナー*
国際政治論
異なる価値観をもつ他者との関わりの中で不可
避的に生じる文化の抗争的な側面を、さまざま
な事象を取り上げながら捉えます。また、個人
の内面と、価値観・規範・イデオロギー・宗教
などの集団・社会・国家・文明に焦点を当て、
現代社会が抱える問題について考えます。
1年次で履修した同一言語
を履修
健康余暇科学科目
●
2年次必修
健康教育
余暇教育
■地域研究序説
基本科目
地域に生活する人々と人々の間に育まれてきた
価値観や地域文化に接近することで、地域全体
がもつ属性などを説明します。そして、地域研
究の多様性について認識を深め、地域に関する
知識を自らの視点で組み立てる必要性、本学科
における地域研究の独自性を学びます。
国際関係概論
● 比較文化序説
● 地域研究序説
●
基幹科目
国際政治論 ● 国際機構論 ● 国際法 ● 国際私法 ● 国際経済論 ● 国際経営論
● 国際金融論 ● 国際貿易論 ● 国際開発論 ● 開発経済学 ● 国際社会学 ● 比較政治論
● 比較社会論 ● 比較教育論 ● 比較宗教論 ● 社会思想史 ● 現代文化論 ● 言語思想論 ● 文学論
●
地域・展開科目
●
選択科目
●
アメリカ政治 ● アメリカ経済 ● アメリカ社会 ● アメリカ文化 ● カナダ研究
ラテンアメリカの政治と経済 ● ラテンアメリカの社会と文化 ● ヨーロッパ政治
●
■外国語 Ⅲ
(English Ⅲ Practice)※*
Chris Burgess教授のクラスでは、日記や記事、
エッセーなどを用いて、writingやspeakingな
ど、効果的なコミュニケーションの能力を高め
ます。
■Extensive Reading Ⅰ※
■外国語Ⅲ
(第2外国語の程度Ⅲ)以上*
英語で書かれた文章を細かく分析する精読
(Intensive Reading)とは異なり、英語で書か
れた文章をできるだけたくさん読むことで、数
多くの英文に親しむことを目指します。学生
は、多彩なコレクションの中から最低5冊(400
ページ)を自由に選び、英語でレポートを書き
ます。
中井博康准教授のクラスでは、各種メディアを
利用してスペインやラテンアメリカについて学
ぶとともに、スピーチやペアワークなどを通じ
て、スペイン語の総合的な運用力を高めていき
ます。
国際関係学科での学び
ヨーロッパ経済 ● ヨーロッパ社会 ● ヨーロッパ文化 ● 北欧研究 ● 東欧研究
ユーラシア研究 ● 欧州統合過程論 ● 欧州統合史 ● 北欧と EU ● 地域から見た EU ● EU 地域統合論 ● オーストラリア研究 ● 東アジア研究 ● 東南アジア研究 ● 日本研究 ● 中東の政治と経済● 中東の社会と文化 ● アフリカ研究 ● 国際機構特論 ● 国際協力論 ● 憲法 ● 民法 ● 行政法 ●
中村元哉准教授のクラスでは、自由、ナショナ
リズム、憲政、制度・概念および歴史認識を
キーワードにして現代中国を読み解いていきま
す。
国際関係学科
Extensive Reading Ⅰ
● Intensive Reading Ⅰ
● Oral English Ⅰ
●
※は英語で行われる授業 *は担当する教員によって内容が異なります。
国際政治の理論の検討から国際政治学の主要な
テーマ(安全保障)の歴史的変容までを通じ、
既成の国際政治学の枠組みの変化を考えます。
国際経営論
経営学の理解を深めたうえで、急速に進む企業
経営のグローバル化の実態と、多国籍企業の経
営戦略について、事例をもとに理解を深めま
す。
国際社会学
国民国家と国際移動、多民族国家における国民
意識、人種と植民地主義などを取り上げ、国際
社会学の課題と特徴を検討します。
言語思想論
歴史言語学に触れつつ、言語の変化に対する
「ゆとり」と「制限」を考察しながら、言語変
化と社会の関係性について検討します。
他の基幹科目については、p.42をご覧ください。
幅広いテーマを追究することができる学科
東欧・ロシアの思想史・社会史を学んでいます。卒論は、ロシア帝政期
●
の教育事情について書こうと考えていて、今は資料を収集し、テーマの内
●
容を深めているところです。
経済学通論 ● 社会調査法 ● 家族論 ● 精神分析学 ● 情報社会論 マスコミ論 ● 人文地理学 ● 自然地理学 ● 地誌 ● 西洋政治思想史 ● 環境問題と国際関係 ● 表象文化論 ● イギリス史 ● 教育学特講
● Oral English Ⅲ ● Composition Ⅲ ほか
国際関係学科と一口に言っても、皆の興味の方向はさまざま。国際関係
学が対象とする幅はかなり広いように思えます。学生は皆、自分の興味や
研究テーマに合わせて科目を履修していますが、そのとき選択できる科目
共通科目
の幅が広いのはうれしいことです。私は、国際関係とは直接関係ないと思
われている心理学、臨床心理、音楽などの授業も受講しました。
哲学 ● 宗教学 ● 世界の文学 ●日本国憲法 ●法女性学 ● 法学 ● 政治学 ● 経済学 ● 世界史概説 ● 日本史概説 ●社会心理学 ● 文化人類学 ● 社会学 ほか
●
セミナーは大学生活の中でとても大きな存在です。国際関係学科では1
自由科目
髙木 ホサナ
●
他学科の開講科目、大学主催の語学研修(英語)など
卒業に必要な最低修得単位数
130単位
国際関係学科3年
千葉県 長生高等学校出身
年次からセミナーがあり、特に3・4年次は卒論作成のための連続セミ
ナーになっています。ですから、担当の先生は、親とも兄弟とも思えるよ
うな近い存在になりますし、互いに厳しい議論を交わすことのできるセミ
ナー仲間の間には深い絆が生まれます。
※カリキュラムは変更される場合があります。
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