講義名 ナンバリング 開講学部学科 開講学年 開講期 担当者 単位数 授 業 の 目 的 学 習 到 達 目 標 関 連 科 目 電子回路Ⅱ(3E) EE31-EC5-L-22 工学部電気電子情報工学科 3年 前期 桒島 史欣 2 現代社会では、工学者にとって電子回路は必須の知識である。この基本的事項を本講義では学習する。電子回路では電気信号を処理して希望する物理量にするための回 路の原理、構成、解析、設計を学ぶ学問であり、電気工学の重要な基礎科目である。電子回路Ⅱではトランジスタを用いた発振回路、電力増幅回路の回路構成、回路計算 の方法を学び、ラジオ放送に用いられているAM放送、FM放送の仕組みを学習し考察することで、実社会で役立つ応用力を身につける。 1 2 3 4 5 6 電力増幅回路の基礎を理解する 回路計算の方法を理解する 回路構成の基礎を理解する 回路の効率について理解する 発振回路の基礎を理解する 変調の基礎を理解する 電子回路I テーマ 1 .回路の基本定理 2 A級電力増幅回路 3 4 トランス結合A級 線形と非線形回路 5 B級プッシュプル電力増幅 6 負帰還をかける(その1) 7 授 業 8 計 9 画 10 負帰還をかける(その2) 発振回路の働き 通常試験1と試験の解説 三素子形発振回路 11 RC発振回路 12 AM回路の働き 13 AM波の変調、復調について 14 FM回路の働き 15 16 FM波の変調、復調について 通常試験2と試験の解説 内容・方法等 電子回路で用いる回路の基本定理について理解する 増幅された波形が負荷に電力として吸収される作用が効率のいい回路でなければならない抵抗負 荷 のときと誘導負荷のときの電力効率を求める回路の解析 効率の改善のためトランス結合したA級増幅回路を学習し,効率の改善について理解する。 線形性の定義と非線形性によっておこる現象について理解する。 A級とB級の増幅回路の違いを学び、誘導負荷によるB級プッシュプル電力増幅回路の電力効率を求 める 負帰還をかける回路構成を学び、負帰還をかけることによるメリットがデメリットより大きいこ とについ て、また負帰還をかけた利得変動の安定化について学習する 負帰還をかけることによる利得の周波数特性の改善、入出力インピーダンスの改善のメリットに ついて 学習する 発振の仕組みを学び、発振する条件を求める またトランスを使用したLC発振回路について学習する 試験を行った後、試験内容について解説する。 トランスを使用しないLC発振回路にハートレー回路とコルピッツ回路があるが、この二つの回路 の違 いと発振条件などを学習する RC発振回路に移送形発振回路があり、ハイパス形、ローパス形の回路計算と、オペアンプを使用し たウィーンブリッジ発振回路について学習する AM回路の仕組みを学び、信号波、搬送波、変調波の働きと変調度、AM波のスペクトルはどのように現 れるか学習する トランジスタを用いたAM回路構成と、リング変調回路によるBSB波出力、フィルタ回路を用いた SSB 波、また復調回路構成について学習する FM回路の仕組みを学び、信号波、搬送波、変調波の働きと周波数変調度、FM波のスペクトルは ど のように現れるか学習する FM変調回路の原理とリアクタンス回路、FM波を復調する回路について学習する 試験を行った後、試験内容について解説する。 授 業 に 必 要 な 事前 教科書の該当箇所を読み基礎的な理解をしておく。 事 事後 講義の復習を行い問題を解く 前・ 事 後 学 習 評 価 1.通常試験2回(1回100点)実施する 方 2.総合点=通常試験(200点満点÷2)×0.7+レポート(30点満点)-授業態度(20点) 法 No 書籍名 著者名 出版社 価格 ISBN/ISSN 教 材 1 『インターユニバーシティ 電子回路A』 藤原 修 オーム社 参 No 書籍名 著者名 出版社 価格 ISBN/ISSN 考 1 『授業時指示』 書 受 1.授業には教科書、ノート、関数電卓を必ず持参すること。 講 2.前回の授業内容を踏まえて授業が進むので、欠席すると内容が理解できなくなるので、欠席はしないこと。 心 3.予習復習に講義時間の2倍以上かけること。特に講義の復習をしっかりとし、自分なりに考えてわからないところは、速やかに質問に来ること。 得 4.レポートは、必ず提出すること。 関 連 リ ン ク 画 像 ファ イ ル 更 新 2015/06/30 09:46:16 日 付
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