サロン 解回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回塊 壊 壊 壊 壊 その国の第一印象 壊 壊 壊 壊 壊 2000年から3年間、アフリカの在ザンビア日本国大使館に勤務した経験がある。当時のザンビア国内の舗装の 壊 壊 状態は日本と比較にならないほど悪く、至る所にひび割れや穴ボコがあった。ザンビアの隣国ボツワナに野生動 壊 壊 物の多さで有名な国立公園があり、こちらも隣国のジンバブエを経由しボツワナに入る陸路ルートでその公園を 壊 壊 壊 壊 訪れたことがある。ひび割れ、穴ボコだらけのザンビア国内の道路を車は走り続け、国境を越えてジンバブエに 壊 壊 入国すると、舗装の状態が良くなったことにすぐ気がついた。舗装の破損はめっきりと減り、車の乗り心地も良い。 壊 壊 壊 壊 さらに進むと再び国境に到達しボツワナ入国となったが、舗装の状態はさらに良くなった。まるで新設であるか 壊 壊 のように平坦で破損は見当たらず、快適な乗り心地で、目的地に向かって車は滑らかに進んだ。風景までもがこ 壊 壊 壊 壊 れまでより美しく見えるようだった。当時のこの3カ国の経済的な豊かさを比較すると、ザンビア<ジンバブエ 壊 壊 <ボツワナであったと記憶しているが、それが舗装の状態に如実に現れているように感じられた。その国の第一 壊 壊 印象は、国境を越えたすぐ目の前の舗装からもたらされた。 壊 壊 壊 壊 平成26年の訪日外国人客数は11月時点で1,200万人を超え、その前年に記録した年間最高記録を早くも上回った。 壊 壊 わが国の第一印象はどこからもたらされるか、それはまさに人それぞれだが、おそらく多くの訪日外国人にとっ 壊 壊 壊 壊 て日本への入り口は空港となり、そして空港からまず目的地へと向かう時、空港を出て最初に利用する交通イン 壊 壊 フラが、日本という国の第一印象に少なからず影響を与えるかもしれない。良好なインフラ整備はわが国の第一 壊 壊 壊 壊 印象の向上に貢献する、そのようなことも心に留めながら、研究に取り組んでいきたい。 壊 壊 壊 壊 壊 (寒地道路保全チーム 上席研究員 木村 孝司) 壊 壊 壊 壊 廻回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回快 * * * * 表紙左上記号 ISSN 1881-0497の説明 国際的なコード番号である ISSN(International Standard Serial Number: 国際標準逐次刊行物番号)は、ISSN ネットワークが管理する、逐次刊行物を識 別するための固有の番号です。この番号は国立国会図書館 ISSN 日本センター から付与されたものです。 寒地土木研究所月報 №742 2015年3月 71
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