言語発達障害Ⅲ(評価法-基礎)

授業科目
学 科 名
言語発達障害Ⅲ(評価法―基礎)
担 当 者
山本 良平
言語聴覚専攻科
学 年
1年
総単位数
1単位
開講時期
前期
選択・必修
必修
■ 内 容
精神発達に遅れやつまずきを持つ児・者に対して、正確なアセスメントを行って特性を把握し支援計画を
立て、効果をみていく必要がある。そのアセスメントツールのひとつが新版 K 式発達検査2001であり、本
実習では、この検査の開発とその背景、実施法を学ぶ。
■ 到達目標
新版K式発達検査2001の歴史、成り立ち、実施法を学び、実施結果の処理が正しくできるようになり、臨
床現場での活用を目指す。
■ 授業計画
第1回 発達検査の歴史、K式発達検査の成り立ちと標準化
第2回 新版 K 式発達検査2001 検査実施手引き書・検査用紙の見方、検査用具の紹介
第3回 新版 K 式発達検査2001 ~乳児期~ 第1葉~2葉:各項目の実施手順・正答基準の説明
第4回 乳児の検査;ビデオから反応記録・検査結果の整理
第5回 新版 K 式発達検査2001 ~幼児期~ 第3葉:各項目の実施手順・正答基準の説明
第6回 幼児の検査①:ビデオから反応記録・検査結果の整理
第7回 幼児の検査②:ビデオから反応記録・検査結果の整理
第8回 新版 K 式発達検査2001 ~幼児期~ 第4葉:各項目の実施手順・正答基準の説明
第9回 幼児の検査③;ビデオから反応記録・検査結果の整理
第10回 幼児の検査④;ビデオから反応記録・検査結果の整理
第11回 幼児の検査⑤;非定型発達の場合
第12回 新版 K 式発達検査2001 ~小学生以上~ 第5・6葉:各項目の実施手順・正答基準の説明
第13回 小学生以上の検査①;ビデオから反応記録・検査結果の整理
第14回 小学生以上の検査②;ビデオから反応記録・検査結果の整理
第15回 小学生以上の検査③;非定型発達の場合 検査記録と生活状況
■ 評価方法
授業中の事例ビデオ記録結果(50%),出席状況(無断欠席や遅刻はマイナス評価)(50%)などの結果を
総合的に評価する。
■ 授業時間外の学習(予習・復習等)について
自習上の注意:
(1)健常児者の発達、PDD・ADHD・LD などの発達障害、知的障害など、基本的な事項について知って
おくこと。
(2)次の授業で学ぶ予定の範囲の実施手引書・検査記録用紙・検査用具に目を通しておく。
■ 教
科
書
書 名:新版 K 式発達検査2001 実施手引書
著者名:編著者 生澤雅夫・松下 裕・中瀬 惇
出版社:京都国際社会福祉センター
■ 参考図書
書 名:新版 K 式発達検査法2001年版 発達のアセスメントと支援
著者名:編著者 松下 裕・郷間英世
出版社:ナカニシヤ出版
■ 留意事項
各回3コマ連続。実習科目であることから、全授業への出席、および授業中指定された全課題の提出を求
めます。