講義名 ナンバリング 開講学部学科 開講学年 開講期 担当者 単位数 授 業 の 目 的 学 習 到 達 目 標 関 連 科 目 授 業 計 画 機械要素Ⅰ EM31-AM6--L-020 工学部 機械工学科 3年 前期 冨田 佳宏 2 本講義では,はじめに機械や各種装置を構成する機械要素の設計に必要な材料力学に基づく応力,ひずみの評価法や各種強度の評価法のまとめを行う.ついで,要素間 のはめあい,ねじ,キー,ピンなどの機械要素の機能,特性,規格,設計手法,要素の選定基準などについて学ぶ.溶接やリベット継ぎ手の設計法,軸の強度設計法を理解 する.さらに,機械設計において必要とされる基本的な考え方や設計の際に用いる機械要素の選定方法について学ぶ.それぞれの項目に対して準備した演習問題を自身 で考え解くことを通じて機械要素の理解を深める.(90分×1時限×15回) 1 2 3 4 機械要素設計に必要な材料力学の応用能力の育成 機械要素の分類とそれに働く力の評価法の理解 機械要素の寸法の決定方法ならびに要素の選定方法の理解 複数の機械要素によって構成されている装置の設計 材料力学I,II,機械材料,機械設計I,II機械要素II 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 テーマ 機械設計の基礎 機械に働く力と強度(1) 機械に働く力と強度(2) はめあい(1) はめあい(2) ねじ(1) ねじ(2) キー,ピン,止め輪,中間試験 溶接および溶接継手 リベット ねじりを受ける軸 軸の強度,ねじりを受ける軸の設計,ねじりと曲げを受ける 軸の設計,応力集中,疲労強度 軸継手 クラッチ トルクコンバーターと期末試験 内容・方法等 機械の定義,機械の要素および機構,互換性と標準規格,コンピュータと設計 力,モーメントの種類,仕事と動力,応力とひずみ,引張・圧縮・せん断強度 降伏点,ポアソン比,熱応力,静荷重,繰返し荷重,疲労強度,衝撃荷重,許容応力,安全率 寸法公差,はめあいの種類,穴と軸のはめあい キーとキー溝のはめあい,粗さ曲線,粗さの表示法(算術平均粗さ,十点平均粗さ,最大高さ粗さ) ねじの定義と用語,ねじ山の種類,ねじ山の規格,おねじとめねじ ねじ部品(六角ボルト,六角ナット),ねじ部品の強さ,おねじの強さ,座金,ねじの緩み止め キーの種類,キーの強度,スプラインとセレーション,ピンの種類,ピンの強度,理解度の検証中間試験 溶接の種類,溶接継手,溶接継手の強度 リベット,リベットのせん断強度 軸の強度,ねじりを受ける軸の設計,ねじりと曲げを受ける軸の設計,応力集中,疲労強度 軸の危険回転速度,ダンカレーの式 軸継手(固定継手,たわみ継手,自在継手) クラッチ(かみ合いクラッチ,摩擦クラッチ,円板クラッチ,円錐クラッチ),電磁クラッチ 流体クラッチ,トルクコンバータ,講義の総括と期末試験 授 業 に 必 要 な 材料力学I既修者を対象とする.事前に講義箇所をならびにポイントを提示するので予習を怠らない.講義で理解できなかったことは,復習ならびに相談時間に確認する. 事 前・ 事 後 学 習 評 価 授業中に理解を深めるために適宜小テストを実施する.小テスト(30%),中間試験(30%),期末試験(40%)によって評価する. 方 法 教 No 書籍名 著者名 出版社 価格 ISBN/ISSN 材 1 『機械設計入門』 大西 清 理工学社 参 No 書籍名 著者名 出版社 価格 ISBN/ISSN 考 1 『なし』 書 受 講 高度な機械技術者を目指す者に必須の機械要素の基本を習得するための講義である.予習復習が必須で,演習問題を自身で解き,理解力を深めることが必要.欠席した 心 場合,当該個所を次の講義までに必ず理解しておくことが必要. 得 関 連 リ ン ク 画 像 ファ イ ル 更 新 2015/06/30 09:47:25 日 付
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