はじめに

初めに
2010年 10 月第2週の連休を利用して、生体材料(キャダバーと呼びます)を使用した新型人工膝関節の挿入手術
手技習得のトレーニングプログラムに参加してきました。
近年、各人工関節メーカーが、人工関節置換の手術をよくやる整形外科医を対象に、各社新型人工関節の発売と
同時に術式の取得を目的とする手術手技トレーニングプログラムがよく開催しています。 キャダバーの確保の問題から
海外で行われることが多く、今回も米国南部テキサス州ダラスで行われました。その旅の途中で、この機種を頻繁に使
用している米国の Dr.や開発に携わった研究者と交流する機会もあり、有意義な時間を過せました。
今回、同じ Tour に参加したのは、富士吉田市立病院の天野先生、白十字病院の加藤先生、そして山梨大学医学部
付属病院の佐藤先生で、随行していただいた泉工医科工業のみなさまです。ご経験の豊富な先生方とお話やら御苦労
話などを聞かせていただきました。しかし、何分日程が 2 日ごとの移動という過密スケジュール終盤には疲労困憊、また
アメリカ料理のこってり油のステーキやハンバーガー三昧、フライドポテトやらで胃の方も疲労困憊。ただチームワークは
良く、楽しい一座となりました。
*今回の研修旅行は、人工関節ディーラー日本代理店:泉工医科工業のご好意により実現したものです(謝辞)。
旅の道順
① ボルチモア
Bortimore
まず、今回習得した Encore 3D
Knee TKA という人工膝関節(Total
Knee Arthroplasty 以下 TKA)を数
多く使用している米国東海岸のメリ
United States
ーランド州ボルチモアの整形外科
医 Dr.Woldman の病院を訪問しまし
た。
その後は、開発者の一人であ
る フ ロ リ ダ州 ゲイ ン スビル に あ る
② ダラス
Dallas
Dr.Banks の施設を見学しました。
そしてテキサス州ダラスに移動
し、生体材料による 3DKneeTKA 手
術トレーニングプログラムに参加し、
③ ゲインスビル
Gainsville
手術手技を習得してきました。
今回の回遊で、各都市の滞在中に立ち寄った先々の見聞も含め、レポートしたいと思います。