別紙 治療した部位と治療方法及びドクターからのアドバイス 1 治療した部位 (1) 縫ぐるみ犬の背中の引き綱取り出し口部 (2) 同上からスイッチ部までの導線(引き綱)の交換及び半田 (3) 第 1 スイッチから第 2 スイッチまでの導線 1 本交換および半田 2 治療(修理)方法 (1) 図-1 縫ぐるみ犬の背中を開き、導線連接部を取り出す。 (2) 図-2 握りスイッチ部を分解し導線の導通点検。結果3本は導通なし、1本は不安定な導通あり 図-1 図-2 (3) 図-3 導線のどの箇所で断線しているかを点検するため、犬の背中の差込み式連接部を抜き、布製 外皮から 4 芯覆線を取り出す。 図-3 図-4 (4) 差込式連接部から 5~10㎝の間を、約 1.5 ㎝間隔で切離し、差込み部と導線の導通点検。 次に、手握りスイッチ部の方で、通常断線の可能性の高い部位を先の要領で切離し、二つのスイ ッチ部との導通点検をしたが、どちらも導通して異状なし。 (5) 中間部の導通点検をした結果は、OFF(スイッチ切)の青色の線だけ導通があった。 あとの 3 本は導通が無かった。どこかが単線していることになる。 (6) 点検法としては、導通の無い線の中間を切離し調べることになるが、その前にとりあえず 1 本ず つ引張ってみると、先に切った部位から 5~10 ㎝のところで断線した状態で出てきました。 一ヶ所でプツリと切れた状態ではなく、1 本 1 本異なるところで切れていた。 (7) まだ他に切れているか、切れかかっているか、線も弱くなっているのではないか等も考えられる。 ドクターの判断で、中間部の導線については、新しい線に交換するほうが良いと決断しました。 (8) 導線の交換は、4 本の線を覆っているゴム系の覆いをカッターで切開き、古い線を取り出し、 新しい線の長さを合わせて、半田付けして、絶縁テープを巻き、切開いたゴム系の覆いの中に収 め、さらに布製の覆いに通します。(通すのもスンナリとはいきません。工夫がいります) (9) 最後に、メインスイッチ部の半田もし直して、導線全体が引張っても(犬本体からも握りスイッ チ部)抜けてこないように、十分に考慮して組立を行い完了した。 ♥ 3 ! ドクターからのアドバイス (1) 紐は結構大きく丈夫そうに思えますが、無理に引張ったり、振り回したりしますと、全体に伸 びます。中の細い4本の線も伸び、さらに、1本の線の中には7本の髪の毛ほどの銅の線が入 っており、この線が全部切れたときに電気は通じなくなります。 (2) 散歩中に方向を変えるときなどは、両手で抱えて向きを変えるようにしてあげましょう。 (3) 障害物に当たったときなども、優しく両手で向きを変えてあげると良いでしょう。 引渡し日 平成 27 年 5 月 23 日 担当ドクター 谷 春 雄
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