28Lpm13 ビタ ミン K 酸化誘導体 の系統的合成 とその生理活性 章貴 1,藤井 晋也 1,影近 弘之 1(1東医歯大 ・ 生材研 ) ○清水 【 背景】脂溶性 ビタ ミンの一種であるビタ ミン K ( VK)は、血液凝 固作用や骨形 成 の促進作用 を持つ ことが知 られ てお り、出血性 の疾患や骨粗餐症 な どの治療薬 として用い られてい る。また、近年 vKが癌の抑制効果や抗炎症作用な ど多 くの作 用 を持つ ことが発見 され、創薬標 的 として も期待 されてい る。一方で VK の代謝物 については、酸化代謝物 が数種 同定 されてい るのみで、それ らの生理活性や他 の 酸化代謝物 については未解 明である。脂溶性 ビタ ミンであるビタ ミン A や ビタ ミ ン D は酸化代謝 によ り活性化 され、種 々の生理作用 を示す ことが知 られてお り、 vKについて もその よ うな活性化 の可能性 が考 え られ る。本研究では、VKの多彩 な生理作用解 明を視野に、VKの代謝物お よび推定代謝物の系統的な合成法 を開発 し、酸化誘導体の生理活性 を種 々評価 した。 【 方法 ・結果 】vKには種 々の同族体があるが、中で も多彩 な作用 を示す メナ キノ ン類 について、その酸化誘導体の合成 を行 った。市販 の 2メチル 1 , 4ナ フ トキノ ンを原料 とし、ナ フ トキノンの 3位 に側鎖 を導入、続いて側鎖末端の段階的な酸 化反応 を行 うことによ り、VKの代謝 物 とされ る Ka c i dIお よび Ka c i dI Iを は じめ とす る各種酸化誘 導体 の合成 法 を確 立 した。合成 した化合物 につ いて、肝 がん細胞株 に対す る増殖抑 制試験 な どを行 ってお り、発表 では 化合物 の合成 法や活性 の詳細 につい て報告す る。 KaCi dM L Kac] d) ;
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