宅森昭吉のファンダメンタルズ 9⽉19⽇〜9⽉23⽇に発表される主要経済指標予測:暫定版 ―8⽉分貿易統計、通関収⽀差は3カ⽉連続の⿊字を予測― ―7⽉分全産業活動指数の前⽉⽐は概ね横這いを予測― 8⽉分の貿易統計で、輸出額から輸⼊額を差し引いた通関収⽀差は+2000億円程度と3カ⽉連続の⿊ 字になると予測する。予測通りなら、前年同⽉の▲5675.41億円の⾚字から⿊字に転じることになる。なお、 8⽉上中旬分の通関収⽀差は▲638億円で、前年同旬の▲7132億円から▲91.1%⾚字幅が縮 ⼩した。 8⽉分の輸出額は前年同⽉⽐▲3.3%程度と11カ⽉連続の減少になると予測する。8⽉上中旬は前年 同旬⽐▲4.1%の減少だった。8⽉⽉間分の予測では、8⽉下旬は今年の⽅が昨年より平⽇が1⽇多いこと を考慮した。8⽉上中旬の輸出の増加に⼤きく寄与した品⽬は⾃動⾞部分品、輸出の減少に⼤きく寄与した品⽬ は、鉄鋼、有機化合物、半導体等電⼦部品だったということだ。⼀⽅、8⽉分の輸⼊額は前年同⽉⽐▲14. 9%程度の減少を予測する。20カ⽉連続の減少になるとみた。8⽉上中旬は前年同旬⽐▲18.7%だった。 8⽉上中旬分で輸⼊の減少に寄与した品⽬は、原粗油、LNG、⽯油製品だったということだ。 8⽉上中旬分の原粗油の単価、数量、輸⼊⾦額の前年同⽉⽐をみると、単価は29,830円/klで前 年⽐▲35.7%程度の低下になった。数量は前年⽐▲2.6%程度の減少、⾦額は前年⽐▲37.2% 程度の減少だ。 7⽉分全産業活動指数の前⽉⽐は0.0%程度と暫定的に予測する。内数になる第3次産業活動指数 の前⽉⽐を0.0%程度と予測していること、7⽉分鉱⼯業⽣産指数・速報値の前⽉⽐が0.0%であるこ となどを考慮した。6⽉分・前⽉⽐が、+1.0%だった反動が出るかたちになろう。 (9⽉8⽇現在) ◎⽶国 発表⽇ 指標 時間 予想 (⽉) 20(⽕) 21:30 住宅着⼯件数 (8⽉分) (単位) (万⼾) (120) 過去分 7⽉ 6⽉ 5⽉ 121.1 118.6 112.8 ◎⽇本 発表⽇ 時間 指標 予想 (⽉) 貿易統計 通関収⽀差(出超額) 23(⾦) 13:30 全産業活動指数 ( )内は暫定予測値。後⽇変更する可能性があります。 21(⽔) 8:50 (単位) (8⽉分) (億円) (7⽉分) (前⽉⽐%) 過去分 6⽉ (+2,000) (0.0) 5⽉ 4⽉ 7⽉:+5136.42億円、前年8⽉:▲5675.41億円 + 1.0 ▲1.3 + 0.4 本レポートは、投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。投資判断に 関しましては、お客様ご自身の判断でなさるようお願い致します。 このレポートに記載された内容は今後予告なく変更されることがあります。また、SMBCフレンド証券は、このレポートに記載 された内容に関し、正確性・完全性を保証するものではありませんのでご了承ください。
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