担当授業科目に関する研究業績書 氏名 八木沢 誠 職位 所属学部・学科等 体育学部 武道学科 学位 体育学修士(日本体育大学) 教授 担当授業 著書、学術論文等の 単 著 発 行 又 は 発行所、発行 科目名 名称 共 著 発 表の年 雑誌又は発表 の別 月 学会等の名称 共著 平成 26 年 日本体育大学 本研究では剣道試合における審判員の注視点に着目し、剣道の技術レベルの異なる被験者群 3月 紀要 が、試合場面において何処を見て判定しているかを明らかにし、審判の技術向上および審判法指 第 43 巻第 2 号 導に有用な知見を得ることを目的とした。その結果、より正確な判定のためには、周辺視において 運 動 方 剣道における審判員 法・武道 の注視点について (剣道) 概要 両試合者を捉え、選手間に注意をしながら状況に応じて注視点を変えていくことが必要であること が明らかになった。また、剣道の打突技術は相手の多様に変化する状況に応じて、連続的にしか も瞬間的に判断して動作が行われることから、審判員は常に様々な場面を想定しながら審判 を行 うことが大切であり、打突技術の構造や法則性を意識しながら実践する必要性があることが示唆 された。 執筆箇所:p.27~p.35 共著者:八木沢誠、新里知佳野、坂本太一、古澤伸晃、向本敬洋、楠本恭久 女子剣道の誕生に 共著 果たしたしない競 技 平成 25 年 日本体育大学 戦後日本における女子剣道は、終戦直後において剣道の復活を果たすべく試みられたスポーツと 3月 紀要 しての剣道、すなわち「しない競技」が男子のみならず女子に実施されたことで、それに通ずる剣 第 42 巻第 2 号 道への関心が戦前においては剣道にほとんど携わることのなかった女子にも次第に抱かれ、昭和 の役割 30 年代頃からすこしずつ剣道を行う女子が増え始め、その後の女子剣道の隆盛へと繋がってい ったと思わなければならない。つまるところ、剣道の全面禁止によって誕生した西洋の合理性を取 り入れた方法と伝統的技法が融合してしない競技が誕生、これが当初から女子をも対象 にしてい たことから、女子のための剣道の道が拓かれたと考えるべきである。 執筆箇所:p.79-89 共著者:新里知佳野、矢野裕介、高野一宏、八木沢誠 平成 19 年 日本体育大学 本研究は、現代剣道において結果的に求められている運動課題(=「有効打突」)を獲得するため 3月 紀要 にその要素をモデル構築し、分析を試みたものである。その結果、「有効打突」を獲得するために 術の構造分析を中 第 36 巻第 2 号 は、何の準備もなく突如として打突するのではなく、打突以前に以下の要素の介入が必要である、 心に― p.249~p.259 と結論づけることができる。①相手の構えを崩したり、動揺させるために「攻め」を伴うこと。②その 剣道の技術体系に 関する研究-打突技 単著 結果生じる相手の心身の変化を正確に「捉える(予測する・読む・感じる・勘を働かせる)」必要が あること。
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