宮崎文庫リスト凡例 2015 年 1 月 高橋和孝作成 この

宮崎文庫リスト凡例
2015 年 1 月 高橋和孝作成
○このリストは、2008~09 年に小原茉莉子氏が調査・作成したリストを元に、2013~14 年に高橋和孝
が宮崎文庫の再調査、およびリストの更新を行い作成されたものである。
○2008 年の調査に先立ち、図書館が昭和 53 年(1978)に宮崎文庫の調査を行っている。この時の調査資
料も残っているが、2008 年調査の段階で 1978 年調査資料と比較すると、所在不明となっている古書
も多かった。また、2008 年調査では、1978 年調査資料に記載されていない宮崎文庫蔵書も発見され
ている。
○2014 年の調査では、所在不明となっていた宮崎文庫蔵書の一部が発見され、また、1978 年の調査資
料に記載されていない新たな宮崎文庫蔵書も発見されている。なお、2008 年調査の段階で、存在して
いた蔵書の数冊が、2014 年調査の段階で新たに所在不明となっている。この旨は備考欄に注記した。
○宮崎文庫の所在は、岩手大学図書館 5 階の漢籍室内の棚番号「漢―17」から「漢―30」である。但し
この棚の中に、一部宮崎文庫の蔵書印の無い古書もあるが、宮崎文庫か否かは現在判別不能であるた
め、備考欄に注記するに留めた。また、
「漢―31」は「地域資料」となっているが、宮崎文庫の蔵書も
含まれている。
なお、2014 年 1 月段階で、同漢籍室内の旧師範学校の蔵書に、多数の宮崎文庫蔵書が混入しているこ
とが判明しており、その総数はかなり多数に上ると考えられる。そのため、未だ宮崎文庫全体像の把
握は出来ていない。
また、宮崎文庫の所在棚の中にも、宮崎文庫の蔵書印が無い古書も散見されている。これらに関して
は、宮崎文庫か否かは不明であるので、宮崎文庫の所在棚とは別に置くべきかと思われる。
○リスト凡例
・総通し番号は、宮崎文庫全体の通し番号である。
・分類は、本の内容別のものである。ここで用いる分類表は別にあり。
・所在棚は、漢籍室での当該書の配置場所である。
・棚番号は、所在棚の中での場所である(リストに併記された表参照)。
・所在棚内通し番号は、本の所在棚の中での通し番号である。この番号は、重なっている順に、上から
数えている。
・書名は、内題及び外題から判断した。それ以外の場合、もしくは外題と内題が異なる場合は、その旨
を「備考」に書いた。
・巻数は本中での巻数表記、冊数は実際の本の冊数である。
・寸法は、センチメートルである。
・表紙の色は、おおよその色である。判別が難しい場合は、
「?」を付した。
・備考の記載:特に註が無い時は、袋綴じ・刊本・製版・写年時または刊年時不明のもの、□…外題の
状態の悪化などにより文字が読めない△…文字は書いているが判読不可能。
・日本古典籍総合データベースの統一書名を付した。ないものは「なし」
、断定しがたいものは「?」を
付した。
○2008 年のリストに、高橋が変更を加えた点は以下の通りである。
・各棚のリストに、①宮崎文庫の総通し番号、②分類、③棚全体の通し番号、④日本古典籍総合目録デ
ータベース記載事項、の四点を追加した。
・リスト所載本に、総通し番号を振った(漢―17 から開始)。
・宮崎文庫の蔵書に、本の内容による分類を行った。
・棚番号を、横の順ではなく、縦の順に改訂し、棚ごとに番号を振りなおした。なお、棚番号の数字は
太字にし、二十下線を付した。
また、本の配置されてない棚には斜線を引いた。なお、無用の混乱を避けるため、便宜上棚の通し番
号は、本の配置如何に関わらず、棚に順番通りに振ってあるので注意されたい(宮崎文庫の各所在棚の
中の棚数は上・下各縦 4 列、横 8 行の計 32 個である。詳しい配置はリストの表参照)。
※このような状態は、調査・整理段階で、無用な混乱を避けるための一時的な便法である。調査・整
理が完了した時点で、棚に順序良く保管されるように配置を転換すべきである。
・干支の年数表記に、
「( )」で数字の年数を併記した。
・誤字・脱字を訂正した。
・日本古典籍総合データベースの統一書名を併記した。記載のないものは「なし」、断定しがたいものは
「?」を付した。また、近代活字本に関しては、国立国会図書館サーチ(NDLと略称)での検索参考情
報を併記した。
・漢―27 のリストを完成させた。
・漢―31 に所蔵されていた蔵本を漢―30 下に移動し、新たに漢―30 には新出の宮崎文庫蔵本を収納し
た。