(1)研究の目的 近年、ラジオ波焼灼術(RFA)は、その高い局所制御能

転移性肝腫瘍に対する RFA 施行症例の集積 <多施設共同研究>
(1)研究の目的
近年、ラジオ波焼灼術(RFA)は、その高い局所制御能から肝癌に対する根治性の高い治療法と
して用いられており、転移性肝癌に対しても RFA が有効とする報告は少なくありません。しかし、
本邦において多数例を解析した報告はなく、様々な癌種からの転移性肝腫瘍に対する有用性に
ついては不明です。この研究は転移性肝腫瘍に対して RFA が施行された症例を後ろ向き、前向
きに集積し、その有用性を明確にすることを目的としています。
(2)研究の方法
大阪府済生会千里病院 消化器内科で、本計画承認後から 2019 年 3 月 31 日までの 5 年間に、
RFA 治療を施行された転移性肝腫瘍患者、及び、本計画承認時までに RFA 治療を施行された
転移性肝腫瘍患者を対象とします。対象の患者さんの背景、患者血液検査所見(RFA 施行前)、
腫瘍因子(RFA 施行前)、治療因子、予後をデータベースに入力します。
集積した症例において、全生存率、無再発生存率に寄与する各種臨床因子を解析し、RFA によ
る治療効果の詳細な検討を行います。患者さんのカルテから、データを収集して比較する研究で
あり、患者さんの診療内容に影響を及ぼすものではありません。
なお、この試験の内容については、当院の倫理委員会で審議され、承認されています。
(3)該当される患者さんに対してのお知らせ
該当される患者さんの入力データを大阪大学に送付いたします。その際には、あなたを特定できる
情報は記載しません。また、個人を特定できないようにした上で、研究の成果として公表いたしま
す。患者さんを識別する氏名、住所、生年月日、カルテ番号などが、当院の外部に出されること
はありませんが、ご自分のデータをこの試験に使わないで欲しい、というご希望がありましたら担
当医師までご連絡ください。
なお、患者さん求めに応じ、研究の計画、方法等について、開示いたします。詳しくは下記事務
局までお問い合わせください。
(4)問合せ先、苦情等の窓口
研究代表者 竹原 徹郎 大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学・教授
研究事務局 大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学
住所:大阪府吹田市山田丘 2-2
電話:06-6879-5111(代表)
当施設研究責任者 大田真紀代 大阪府済生会千里病院 消化器内科
住所:大阪府吹田市津雲台 1 丁目 1 番 6 号
電話:06-6871-0121(代) FAX:06-6871-0130