後向き観察研究⽤用 患者さんへの情報公開⽤用⽂文書 (ホームページ掲⽰示⽤用) 「肝細胞がんに対する経⽪皮的ラジオ波焼灼術(RFA;アールエフエー)の治療療効果およびその合併 症を検討する観察研究」についてのご説明 ● はじめに 肝細胞がんは、肝臓に発⽣生する腫瘍です。B 型肝炎や C 型肝炎にかかっている⼈人、またはア ルコールを飲酒している⼈人は慢性肝炎や肝硬変になりその後肝細胞がんが発⽣生します。近年年こ れらのウイルスにかかっておらず飲酒をしていない肥満の⼈人が、慢性肝炎や肝硬変になりその 後肝細胞がんが発⽣生することが分かり、本邦でも⾷食事の欧⽶米化に伴い患者さんの数が増加して います。肝細胞がんに対する治療療はがんの進⾏行行度度と肝臓の体⼒力力(これを予備能と⾔言います)に よって決まります。肝臓の体⼒力力がある⼈人で 2 cm 以下の⼩小さな肝細胞がんの治療療には、⼿手術療療法、 もしくは細い針を刺刺して肝細胞がんを焼く治療療(経⽪皮的ラジオ波焼灼術、RFA と⾔言います)が あります。最近では 3cm 以上の⼤大きながんや 2 個以上の複数の肝細胞がんでも RFA による治 療療ができるようになりました。しかしながら各病院施設によって RFA で使⽤用する針の種類や、 やり⽅方が異異なっているため、詳細な治療療効果が未だわかっていないのが現状です。 そこで本研究では、当教室における肝細胞がんに対する RFA の実施状況、その治療療効果およ び副作⽤用を調査・解析します。 ● 研究対象 札幌医科⼤大学附属病院 腫瘍・⾎血液内科(第4内科)において肝細胞がんと診断され、平成 24年年(2012年年)1⽉月1⽇日から平成28年年(2016)年年 ⽉月 ⽇日 (病院⻑⾧長承認⽇日)までの間にRFA治療療を受 けた患者さん80名を対象にしています。 ● 研究内容 ⾎血液検査や画像検査、⽣生検や⼿手術の結果などについて診療療記録を⾒見見直します。またRFA治療療後 の肝細胞がんの再発の有無や、⽣生存しているかどうかを調査します。さらにRFAを⾏行行う時に⽤用い る⿇麻酔法(具体的には静脈⿇麻酔,硬膜外⿇麻酔および全⾝身⿇麻酔があります)によって肝細胞がん の再発の有無や、⽣生存に影響を与えるかどうかを解析します。この研究を⾏行行うことで患者さん に通常診療療以外の余分な負担は⽣生じません。 ● 患者さんの個⼈人情報の管理理について 個⼈人情報の漏漏洩を防ぐため、個⼈人を特定できる情報を削除し、データの数字化、データファ イルの暗号化など厳格な対策を取っています。本研究の実施過程及びその結果公表(学会や論論 ⽂文等)に際して、患者さんを特定できる情報は⼀一切切含まれません。 ● 患者さんがこの研究にデータを提供したくない場合の措置について 札幌医科⼤大学附属病院 腫瘍・⾎血液内科(第4内科)において肝細胞がんと診断され、平成 24年年(2012年年)1⽉月1⽇日から平成28年年(2016)年年 ⽉月 ⽇日 (病院⻑⾧長承認⽇日)までの間にRFA治療療を受 けた患者さんの中で、診療療記録を提供したくない⽅方は、下記までご連絡下さい。 ● 研究期間 (病院⻑⾧長承認⽇日)から2019年年3⽉月31⽇日まで ● 医学上の貢献 研究成果は、肝細胞がんに対するRFA治療療の詳細な予後解析の⼀一助となり得ます。 ● 問い合わせ先 〒060-‐‑‒8543 北北海道札幌市中央区南1条⻄西16丁⽬目 札幌医科⼤大学 腫瘍・⾎血液内科 (第4内科) 研究責任者:河野 豊 研究分担者:宮⻄西浩嗣 連絡先:平⽇日 011-‐‑‒611-‐‑‒2111 内線3254(教室) 休⽇日・時間外 011-‐‑‒611-‐‑‒2111 内線 3261(10 階北北病棟)
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