2 9 4 新潟 医学 会雑 誌 第 1 2 5巻 第 5号 よ り画像検査 な ど経過観察 されていたが,徐 々に 肝機能 低 ドして臨床 的 に肝 硬変 と診断. 2006年 11月の腹部エ コ-で肝 S8に HCC認 め ( Chi l dB, 平成 2 3年 ( 2 01 1 )5才 ヨ 8 一過性 心房細動 と左前下行枝病変 を有 した左 例 室流 出路狭 窄の 1 危' f : _ n' ・ : 尚 ・I / . ・ : 蒔 辿J i ・.池 I ・ . 龍. u! [ ; St a ge日 ,1 2月に 且回 目に TACE+ RFA治 療施 秤.S8焼灼 部辺縁 に局所再発 を認め, 2007年 7 尾崎 月に 鋤 き =ヨの TACE+ RFA を施 行 ( Chi l dA), 三井円 和幸 ・l 二 用 圭-・高橋 賀 ・小 用 新潟 市民病 院 循環 器内科 その後,再 発 を認めなか ったが,2009年 2月の CT で肝 S7,S7/8に HCC再発 を認 め,3回 目の TACE及び門脈圧先進症 コン トロ-ル 目的で 1回 和義 弘隆 症 例 は 70歳代, 女 性 . 既 往 歴 は肥 大型心筋症, 心不 全,発作性心房細動.胸痛があ り救急搬送 さ 梗塞率約 5 0%)施行 し, RFA施行 し 目の PSE ( れ た.2RSB ・心尖部領域 に Le vi ne2/6の収縮期 た ( St a 酢 Ⅲ) .肝硬変進展 して肝機能低下 ( Chi l d 雑音 を聴取 し,心臓超音波検査で S字状 中隔,左 a) したため,HCC治療 と並行 して生体 部分肝移 室流出路狭窄,心尖部壁運動低下,大動脈弁狭窄 植 の検 討 も開始.4月の CT にて両病変 とも残存 を認めた.肺 うっ血はな く,洞調律 であった.内 してお り,5月に 4回 目の TACE及び血小板数回 服 中の ジギ タリス, ラシ ックス等 が左室流出路狭 復 目的 に 2回 目の PSE ( 梗塞 率約 80%)施 行. 窄 を悪化 していると考 え入院 目に中止 し,第 1病 / ulと増 加 して これ に よ り血小 板 数 は 5-7万/ RFA 可能 となったが,病変はエ コ-描 囲桂で焼 灼範囲外であった. 6紺 ニソナゾイ ドエ コ- Fで ーテル検 査施行 し,左前下 行枝 に閉塞 を認めた. 側 副血行路 が発達 して お り,寝 た きりで ある こ 再度 RFA施 行.S7/8病変 は焼灼範囲 ないであっ ど,薬剤変 更によ り左寛流出路狭窄が減少 し胸部 出 目には胸部症状 が消失 した.第 3病 目に心臓 カテ たが,S7 病変は残存 .8月の CTで S7病変増 大と 症状 も消失 したことか ら PCIは行わなかった.ベ SMV に血栓 を認め,り-プ アリン内服 を開始.1 0 ラパ ミル, シベ ンゾ リン, アテ ノロール を順次 追 月に 30mm 太 とな った S7病変 に対 して RFA 施 加 した結 果,第 8病 日には収縮 期雑 音が消失 し 2月の C Tで 行 し,病変 は焼灼範囲内 となった.1 AM は消失 た.心臓聴音波検査 で は前回認めた S 焼灼 部 に再発認 めず, SMV の血栓 も消失. PSE し,左室流出路庄較差 は 1 39mmHgか ら 1 6 mmHg を含 め た Ⅰ VR治療 に よ り,再 発病 変 を局所制御 へ と改善 していた.胸痛の原因に左室流出路狭窄 し, ミラノ基準内に保つ ことで生体部分肝移植 を の関与が推定 された 施 行 し得 た B型肝硬 変細胞癌 の 1例 を経験 した 動低 下 によ るJ b基部 の代 償性収縮 が病態 を悪化 ので報告す る. 薬剤の関与と,心尖部壁運 しているもの と考 えられた.左室流 出路狭窄 があ る場合,心房細動や心不全の薬物治療 を行 う際 に は薬物の選択 に注意 を要す ると思われ る.
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