事例 J社 特徴 会社概要(業種、正社員数(単体)、正社員平均年齢) インターネットの普及に伴うメディア環境の 変化、海外売上比率昇等経営環境 ・ 広告業 の変化に対応しながらも、社員自らの新鮮なアイデアを生み出すため、働き方 ・ 約 7,400人 の変革に着手している企業 ・ 約 39 歳 ・①国内市場の成熟化、②インターネットの普及による、4 マス(テレビ・新聞・ラジオ・雑誌)を中心としたメディア環境の変化、③ 社員の平均年齢が上昇する一方、広告業という業務内容的に、常に変化の「仕掛け」が必要で新鮮なアイデアが求められる。 社員のキャリア形成支援 ・海外売上比率が高くグローバルでの競争を勝ち抜くために求められる人材像は大きく変化。それに伴い人事施策も変化が必要 に取り組んでいる背景 な状況。 ・上記の背景から組織を活性化しながら、変化に柔軟に対応することが必要。 ・キャリア形成支援については、広く人事制度改革と平仄を合わせている。 ・2014 年から以下のプログラムを開始。 <キャリア自律力応援プログラム> 人材面での経営課題の解 ・セミナー・スキルアップ研修 決に向 けた社員に対する ・社外セミナー優待情報の提供 ・推薦図書の紹介等 キャリア形成支援施策 <節目研修> ・3 年目研修、5 年目研修、7 年目研修3 年目研修・7 年目研修後に対象者全員と人事部門との個別面談を実施。面談の結果、 必要に応じて適性を判断して異動することもある。 キャリア形成支援施策の ・キャリア自律に係わる施策は人事部門横断で対応している。例えば、研修は育成部、面談は人材マネジメント部の管理職が担 実施体制とキャリアに関 当 する専門人材の役割 ・施策を開始したばかりなので、効果はまだわからないが、本人の気づきを促すことを一つの狙いとしている。 キャリア形成支援施策の ・自分で考えるきっかけを与えて、自分で意思決定をすることができれば、創造的な仕事に繋がっていく。特に中高年社員には、 効果 思考停止状態がよくみられる。自分の中での気づきの獲得を支援することができればよいと思っている。 今後の方向性・課題 ・経営層のキャリア形成支援に対する認知・理解の促進が課題。 ・「中高年社員対象の個別面談は、現在行っていないが、今後は体制を構築したい。 ・職場のマネジメント職に対しては、部下の相談に適切に応じられるような知識やスキルを身につけてほしい。業績を上げること が優先課題になっており、多忙を極めてなかなか傾聴ができていない。 平成26年度「キャリア・コンサルティング研究会報告書」~企業経営からみたキャリア・コンサルティングの意義や効果の現状把握と企業の好事例を収集~の詳細はこちら http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000079601.html
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