帯広公共職業安定所における文書の誤送付について

平成 28 年2月9日
北 海 道 労 働 局
帯広公共職業安定所における文書の誤送付について
北海道労働局(局長
田中
敏章)は、帯広公共職業安定所(所長
志村 和信)における文書の誤
送付について、下記のとおり当該事実を確認の上、必要な措置を講じることとしましたので、概要を
お知らせします。
記
1
概 要
帯広公共職業安定所(以下「帯広所」という。)において、A社に送付すべき高年齢雇用継続給付
の 60 歳到達時賃金登録を事業所に案内する文書(以下「案内文」という。)を誤ってB社に送付す
るという事案が発生した。
※
「案内文」には、事業所名、対象者であるCさんの氏名、雇用保険被保険者番号等の個人情報
が記載されていた。
2
事実経過
(1)平成 28 年1月 20 日、帯広所において、雇用保険適用課職員Xが案内文を作成し、該当する
111 社に郵送を行った。
(2)同月 28 日、B社の事務担当者が別の手続きで帯広所へ来所した際、A社への案内文がB社の
郵送物に入っていたとして持参いただき、案内文を確認した結果、A社あての案内文であったこ
とから、この時点で文書の誤送付が判明した。
(3)同月 29 日、帯広所次長及び雇用保険適用課長がA社を訪問し、総務課長及び労務担当者に対
し、本件の経過等について説明と謝罪を行い、理解を得た。
(4)Cさんについては、A社の総務課長に連絡先を確認するも遠方の店舗勤務とのことで、A社総
務課長から説明をして了解を得るのでCさんへの直接の謝罪は不要との回答であったため、必要
な場合には当方から説明に出向く用意はある旨を伝え、理解を得た。
(5)同日、B社の労務担当者に対して、帯広所の雇用保険適用課長より訪問し謝罪したい旨電話で
伝えたが、B社の労務担当者より上司と相談した結果、訪問しての謝罪の必要はないとの回答を
得たため、電話での謝罪にて理解を得た。
3
発生原因
本来、A社には2枚、B社には1枚の案内文を送付すべきところ、誤ってA社の2枚のうち1枚
をB社の2枚目としてホチキス留めし、さらに、封入・封緘時における1枚1枚の確認が不十分な
まま送付してしまったこと。
4
再発防止対策
(1)帯広所においては、平成 28 年1月 29 日、緊急業務調整連絡会議を開催し、所長より今回の漏
えい事案に係る経過及び原因について周知するとともに、今一度日常業務における基本動作の再
点検を指示した。また、連絡会議終了後、直ちに、所長指示により幹部職員を通じて、全職員・
期間業務職員に対し、今回の事案に係る経過及び原因について周知するとともに、個人情報漏え
い防止対策マニュアルに基づく防止対策の徹底を指示した。
(2)帯広所においては、今回の事案と同様事案が以後発生することのないよう、封入及び封緘作業
時の作業テーブル上には、一の送付先に係る書類のみとなるように配置することとした。
加えて、発送物すべての内容について一枚ごとに点検することを改めて再徹底した。
(3)北海道労働局においては、同年2月2日、職業安定課長から各所へ本事案の概要を速やかに周
知して注意喚起し、全所属長に対し基本動作の再徹底と定期チェックリストの実施が形骸化して
いないかなど、個人情報の重要性を再認識させ個人情報の適正な取扱いについて指示した。
また、北海道労働局幹部が帯広所に対し、個人情報保護に関する巡回指導を実施する。
担当:北海道労働局職業安定部職業安定課
職業安定課長
鈴木
一史
職業安定課長補佐
三浦
隆美
電話 011-709-2311(内線 3676)