1.最後まで登熟を促す水管理 2.刈取りは、ほ場ごとに登熟状況を確認

平成 27 年 9 月 4 日
オールやまがた米づくり日本一運動置賜地域本部
○出穂は、平坦部「はえぬき」は 8 月 3 日頃、
「つや姫」、
「コシヒカリ」は
8 月 9 日頃と平年より 3 日程度早くなりました。
○穂数は平年より多く、1 穂籾数はやや少なく、㎡当たり籾数はやや多い状況です。
○出穂期や㎡あたり籾数の違いや 8 月中旬以降の低温・少照の影響によりほ場ごと
に登熟のバラつきがみられ、刈取り判断が難しい状況です。
品質の
品質の高い・良食味米
良食味米に仕上げるための
仕上げるための必須
げるための必須の
必須の対策は
対策は次の3つ!
1.最後まで登熟を促す水管理
2.刈取りは、ほ場ごとに登熟状況を確認し、
総合的に判断、適期を見極める。適期内に刈取りを
終了し、胴割粒の発生を防止する
3.乾燥・調製は慎重に仕上げ(網目は 1.90mm 以上)、
全量1等米に!
穂揃期の生育状況(普及課生育診断ほ)
平坦部
出穂期
主幹葉数
穂数
1 穂籾数
㎡あたり籾数
葉色
登熟歩合(%)
(置賜地域)
置賜地域)
月日
枚
本/㎡
粒
百粒
SPAD
8/31 現在
は
本年
8/3
12.8
649
62.9
408
35.7
45.8
え
前年
8/4
12.8
610
65.8
401
38.9
48.5
ぬ
平年
8/6
12.8
549
70.9
388
35.4
49.6
き
平年比
-3
0.0
118
89
105
0.3
-3.8
平坦部
出穂期
主幹葉数
穂数
1 穂籾数
㎡あたり籾数
葉色
登熟歩合(%)
(置賜地域
置賜地域)
月日
枚
本/㎡
粒
百粒
SPAD
8/31 現在
本年
8/9
13.0
503
72.0
361
32.5
12.5
前年
8/9
12.9
522
66.5
348
33.7
22.9
平年
8/11
12.7
470
71.3
335
32.4
30.5
平年比
-2
0.3
107
101
108
0.1
-18.0
つ
や
姫
最後まで登熟を促す水管理を!
◎出来る限り長く、登熟を促す水管理を行いましょう!
◎出穂後 30 日頃までは
日頃までは、
までは、間断かん
間断かん水
かん水や飽水管理をき
飽水管理をき
めこまやかに行
めこまやかに行い、根の活力維持
活力維持に
維持に努めましょう!
めましょう!
多
適期刈取りで良質米仕上げ!
ほ場ごとに登熟チェック!
のバラつきがみられ、刈取り判断が難
しい状況です。
◎刈取りは出穂後の積算平均気温(下表)
を目安にしますが、品種、ほ場ごとに
① 刈り始めの青籾歩合
めの青籾歩合
② 籾水分(
籾水分(25%
25%以下)
以下)
③ 枝梗の
枝梗の黄化(
黄化(2/3以上)
以上)
胴割れ粒歩合(%)
◎今年は例年よりほ場やほ場内での登熟
刈遅れ
胴割粒増加
少
等を確認して、適期を見極めましょう。
◎刈り遅れると急激に胴割粒の発生が多くなるので、
早めに作業を進めるように努めましょう!!
表
出穂後積算気温による刈取り適期の目安(平坦:高畠アメダス、中山間:高峰アメダス)
刈始めの
出穂期
品種名
刈取適期
刈取り時期の目安
青籾歩合
(本年)
ヒメノモチ
950~1,050℃
15%
7 月 28 日
9 月 7 日~9 月 11 日
ひとめぼれ
950~1,100℃
15%
8月2日
9 月 13 日~9 月 19 日
あきたこまち(中山間)
950~1,100℃
15%
8月2日
9 月 15 日~9 月 23 日
はえぬき(平坦)
950~1,200℃
20%
1,000~1,200℃
15%
はえぬき(中山間)
つや姫
コシヒカリ
8月3日
9 月 14 日~9 月 26 日
8月6日
9 月 21 日~10 月 6 日
8月9日
9 月 25 日~10 月 6 日
※ 使用平均気温(予測データ):8 月 31 日までアメダス実測値、以降は異常天候早期警戒情報(2 週間分)、
1 ヶ月予報(4 週間分)、アメダス平年値使用の順で使用。
乾燥・調製は慎重に仕上げましょう!
◎収穫後は速やかに乾燥機に張り込むことが基本ですが、すぐに乾燥できない場合
には通風を行い、ヤケ米の発生を防ぎます。
◎乾燥は籾水分が 20%以上の場合には毎時乾減率 0.8%程度、20%以下の場合に
は毎時乾減率 0.6%程度で行い、品質の低下を防ぎます。
◎良質米生産のために
良質米生産のために、
のために、1.90 ㎜網目(LL)
網目(LL)以上
(LL)以上で
以上で選別します
選別します。
します
収獲の
収獲の秋!農作業事故ゼロで
農作業事故ゼロで収獲
ゼロで収獲を
収獲を終えましょう!
えましょう!
◎収獲期はコンバインの
収獲期はコンバインの事故
はコンバインの事故が
事故が多発!!
多発!!
◎コンバインの籾詰
コンバインの籾詰まり
籾詰まり除去
まり除去は
除去は、必ずエンジンを停止
ずエンジンを停止してから
停止してから!
してから!
雑草イネの
雑草イネの発生
イネの発生に
発生に注意!
注意!発生ほ
発生ほ場は早急に
早急に対応を
対応を!
穂をさわると籾
をさわると籾がポロポロ落
がポロポロ落ちる、
ちる、玄米に
玄米に赤米が
赤米が混じる
場合には
場合には、
には、雑草イネの
雑草イネの可能性
イネの可能性があります
可能性があります!
があります!
雑草イネを
雑草イネを見
イネを見つけたらすぐに普及課
つけたらすぐに普及課、
普及課、JA へご相談
へご相談ください
相談ください。
ください。