寺 子 屋 遊 學 塾 子 曰 、 學 而 時 習 之 、 不 亦 説 乎 、 有 朋

寺子屋 遊學塾
第一回
二〇〇九年
三月二十三日(月)
はくぶん
【白 文】
子曰、學而時習之、不亦説乎、
1
有朋自遠方來、不亦樂乎
人不知而不慍、不亦君子乎
學而第一―一
おんどく
【音 読】
し
えつ
がく
じ
じ
しゅう
し
ふ
えき
えつ
こ
子曰、學而時習之、不亦説乎、
ゆう
ほう
じ
えん
ぽう
らい
ふ
えき
らく
こ
有朋自遠方來、不亦樂乎
ふ
ち
じ
ふ
うん
ふ
えき
くん
し
こ
人不知而不慍、不亦君子乎
【旧漢字と新漢字】
學=学
來=来
樂=楽
2
じん
【 訓 読 ( く ん ど く )】
し のたま
まな
とき
なら
子 曰 わ く 、 學んで時にこれを習う、
ま
よろこ
亦た 説 ばしからずや。
とも
えんぽう
き
ま
3
朋あり、遠方より來たる、
たの
亦た樂しからずや。
ひと し
うら
人知らずして慍みず、
ま
くんし
亦た君子ならずや。
たかさご
ま ち うたい
『高砂』待 謡
たかさご
うらぶね
ほ
うらぶね
ほ
高 砂 や 。こ の 浦 舟 に 帆 を あ げ て 。こ の 浦 舟 に 帆 を あ
つき
いでしお
なみ
あ わ じ
しまかげ
とお
な る お
おき す
はや す み の え
つ
はや す み の え
く 鳴 尾 の 沖 過 ぎ て 。早 住 之 江 に 着 き に け り 早 住 之 江
つ
に着きにけり
4
げ て 。月 も ろ と も に 出 汐 の 。波 の 淡 路 の 島 影 や 。遠
『うさぎ』
やま
やま
あんの山からこの山へ。
と
き
なん
かしらにふっぷっと二つ。
ほそ
5
跳んで来たるは何じゃるろ。
なご
細うて長うてピンとはねたを
すい
ちゃっと推した。
6
うさぎじゃ。
今日の古代文字(1)手(一)
7
(金文)
(甲骨)
(金文)
奢
(金文)
惻
【左】
(金文)
奚
【有】
(金文)
8
【右】
盪
【受】
夂
【友】
(甲骨)
(甲骨)
錫
【獲】
需
【奴】
灼
(金文)
(金文)
(説文)
紬
【及】
(金文)
如 入
【共】
(甲骨)
嶇
(説文) 【興】
嶂
(金文) 【輿】
(他)
今日の漢字(1)學=学
9
か ら だ を 使 っ て 学 ぶ こ と 。 そ れ が 「 学 」。
「命」の修得と「礼」の発見
「吾、十有五にして學に志す。→三十にして立つ」
参考
十 五 才 ( 十 九 歳 ~ 二 十 二 歳 )・ 三 十 才 ( 三 十 八 歳 ~ 四 十 三 歳 )
授 囚
(甲骨)
(金文)
君子と小人
君子はこれを己に求む、
小人はこれを人に求む
「 命 」 と 「 心 」 を と も に 使 う ( ま ず は 「 命 」)
衾
心
學
超越者からの命令、社会規範や社会の仕組
み、人の気持ちがわかる能力、物理、数学、
ビジネス的な仕組みなど
心=意思【左脳的】
思
運 命 や 宿 命 を 乗 り 越 え る 意 思 、他 人 や 社 会 に
左右されず自分で考え、決める力
禮
-
礼
10
呻
命
運命、宿命【右脳的】