速報！ 2015 熊本県教職員組合アンケート総数 1442 35.0% 30.0% 25.0% 20.0% 15.0% 10.0% 5.0% 0.0% ①超勤時間熊本県教職員組合では毎年このアンケートを行っています。賃金をはじめとし 2013 2014 2015 た労働条件向上をめざす交渉に生かすためです。今年もたくさんのアンケートが寄せられました。特に今年は新たな負担になりかねない土曜授業についてもききました。そこには、驚くべき結果が表れていたのです。相変わらず総実勤務時間の縮減は進んでいません。悪化しています。①の図からもわかりますが４５時間以内の人が年々減少しています。ますます帰りにくい学校になっています。中学校では３０%もの人が産業医面接の必要な月当たり８０時間以上の超勤となっています。（小学校は約１０%）「人間ドックが早く終わったら年休を出せと言われた。」など時間に厳しいのに、「時間外に学年会議が設定されている」といった超勤時間については厳しくないことに対しての不満も書かれていました。 80.00% 70.00% 60.00% ②勤務実態 50.00% 60.00% 50.00% 40.00% 40.00% 30.00% 30.00% 20.00% 10.00% 0.00% 2013 2014 2015 20.00% 10.00% 0.00% ③労働安全衛生 2013 2014 2015 「年休を取る際に、理由を聞かれるので精神的にきつく感じる。」「持ち帰れないので土日も学校」といった声があります。②の数字だけを見れば改善されているように見えますが、そういった実態から③の「負担軽減が進んでいる」が増えていない原因と考えられます。それは、衛生管理者（推進者）を知っている人が伸び悩んでいることからも推察できます。 90.00% 80.00% 70.00% 60.00% 50.00% 40.00% 30.00% 20.00% 10.00% 0.00% ④部活動指針を守る 2013 2014 2015 100.00% 90.00% 80.00% 70.00% 60.00% 50.00% 40.00% 30.00% 20.00% 10.00% 0.00% ④-1.小中比較（2015）小学校中学校部活動指針を守ることについては中学校の課題が大きいです。小学校に比べて練習日数や練習時間を守ることについては大きく下回っています。「部活動がなければ教材研究ができる」「早く社会体育へ移行してほしい」「一部の人が部活をやりすぎている」といった声が寄せられました。土曜授業による代休が取れていない人が１/４も！ ⑤土曜授業の代休を 6.50% 11.40% その週に取るはいいいえ 82.20% 無回答 ⑥前８週後１６週で取る 8.20% はい 26.20% いいえ 65.60% 無回答昨年から土曜授業を行っている市町村が増えています。多いところは年間１０回もあります。県教委は土曜授業がある週に代休を取るのを原則とし、やむを得ない場合は前８週後１６週にとっても良いと現場を指導しています。しかし⑤からもわかるようにその週に取れているのは１０%ほど。そして約１／４の人が前８週後１６週でも取れていないと答えました。「代休の日に会議が入っている」「長期休業中も忙しくて取れない」といった声。代休があるとは知らなかった人が９名もいました。これは大きな問題です。ただでさえ休みが取りにくく、仕事があふれている中で休めるはずがありません。職場環境を整えないままでの土曜授業の拡大については大きな危機感を組合としては感じています。これから、総務部長交渉、県教委交渉と始まっていきます。みなさんの声を要求に生かし、少しでも改善が図られるよう組合としてがんばっていきます。 ✾ご協力ありがとうございました✾