2016_sunkusu 1 特集クローズアップ飯塚市男女共同参画推進条例では、男女共同参画社会～男女が、互いにその人権を尊重しつつ責任も分かち合い、性別にかかわりなく、その個性と能力を十分に発揮することができる社会～を実現するためには、市、市民、事業者等がそれぞれの立場で役割を担わなければならないと定めています。この男女共同参画の推進には、飯塚市に生活している人の考えを知ることが不可欠であるため、平成 27 年 8 月に、市民の皆さんの考えや意見を伺う市民意識調査を実施しました。調査は、住民基本台帳を基に年齢階層別に無作為に抽出した 20 歳以上の市民 3,000 人(男女同数)にアンケートをお願いし、960 人から有効回答をいただきました。女性の就労状況について職業を持っている女性の割合は、「20～29 歳」77.3％、「30～ 39 歳」66.6％、「40～49 歳」 74.5 ％、「 50 ～ 59 歳」 74.8％となっており、子育てに手のかかる 30 代の労働力率は低く、これをはさむ 20 代、40 代の労働力率が高い、いわゆる「Ｍ字型就労」を示す結果となっています。これは、女性の働き方について、「ずっと職業を持っている方がよい」と並ん正社員・正職員派遣・契約社員パート･アルバイト農林漁業業自営業・家族従業その他学生専業主婦・主夫無職無回答で「子どもができたら職業を中断し、子どもに手がかからなくなって再び持つ方がよい」と回 20～29歳答した人が多いという結果にも N=41 （男性） 0% 20% 40% 36.6 9.8 60% 7.3 4.9 80% 100% 22.0 19.5 合致しますが、その背景には仕 30～39歳事と子育てとの両立が難しいと N=56 69.6 3.6 10.7 1.8 1.8 10.7 1.8 いう現実があるものと思われます。ｸﾛｰｽﾞｱｯﾌﾟ 2016_sunkusu 40～49歳 N=51 64.7 2.0 2.0 9.8 50～59歳 44.4 11.1 1.4 13.9 2.8 N=72 ずっと職業を持っている方がよい結婚するまで職業を持ち、あとは持たない方がよい子どもができるまで職業を持ち、あとは持たない方がよい 60～69歳子どもができたら職業を中断し、子どもに手がかからなくなって再び持つ方がよい 13.9 8.3 9.7 5.6 2.8 52.8 N=72 女性は職業を持たない方がよいその他わからない 70歳以上無回答 2.0- 19.6 22.2 4.2 6.9