地域活性化を追求！「都市ギャラリープロジェクト」 2010.12.12 広島市立大学国際学部金泰旭ゼミ地域活性化研究チーム広島観光産業の現状３～５時間程度で観光終了広島市での長時間滞在・宿泊につながらない地域内での観光消費もまた大きくは見込めない広島市における観光客数と宿泊率の推移 1200 100% 1000 80% 800 60% 600 40% 400 20% 200 0 0% 2004年 2005年観光客数（万人） 2006年 2007年宿泊客数（万人） 2008年 2009年宿泊率（％）出所：平成21年（2009年）広島市観光動向について広島市における観光消費額の推移（億円）（円） 2,000 20,000 1,800 18,000 1,600 16,000 1,400 14,000 1,200 12,000 1,000 10,000 2004 2005 2006 観光消費額（億円） 2007 2008 2009 1人当たり消費額（円）出所：平成21年（2009年）広島市観光動向について都市ギャラリープロジェクト • 長時間滞在へとつなげていくためには、既存資源に加えて新しい観光の目玉が必要！ • 新規資源を創造することで、新たな観光客層を取り込む！都市ギャラリープロジェクトの立ち上げ • 都市空間という公共の場でのアート展示を新たな観光資源として設定。 • 補完資源として。メインは既存の観光資源であり、その延長線上で本プロジェクトの作品を鑑賞し、長時間滞在・宿泊へとつなげ広島市地域での観光消費（機会）を増やしてもらうことが狙い。目的・特徴 • 目的：観光を通じた地域活性化プロジェクトを通じた地域活性化の達成観光客の呼び込み経済効果特徴 • 教員と学生を活動主体とする • 産学官連携 • 地域住民と地域外住民との作品共同制作第1弾場所：広島駅新幹線口前二葉通り沿い期間： 2009年2月～12月 7 7 作品に関するアンケート調査結果アートが施されたこの道を通りたいと思いますか？このようなアートが街中に広がっていくとよいと思いますか？ 2% 9% 11% 13% 78% はいはいいいえいいえ無回答無回答 87% 有効回答人数 100名作品に関するアンケート調査結果このようなアートは地域活性化につながると思いますか？地域活性化に貢献したいと思いますか？ 4% 7% 8% 19% 85% はいはいいいえいいえ無回答無回答 77% 有効回答人数 100名第2弾展示場所: 広島市中区紙屋町シャレオ東広場展示期間: 2010年2月20日～5月末 10 第2弾における国際交流行事 2010年5月19日広島市立幟町小学校と韓国・啓星初等学校が直接対面し交流報道記録 • 日本 – 新聞 • 中国新聞（7度掲載） • 朝日新聞 – テレビ • • • • NHK「おはよう日本」 NHK広島（3度放送）広島テレビその他2社 – その他 • タウン情報誌Wink広島（2度掲載） • 韓国 – 新聞 • 中央日報（2度掲載） • 聯合ニュース（3度掲載） • ブレークニュース（3度掲載）第2弾の成果作品制作に参加した韓国の小学生の広島訪問誘致 • 100万円以上の観光消費を創出 • 広島へのリピート訪問も狙える「作品鑑賞や広島地域内の参加者との交流目的で来広した広島地域外の作品制作参加者を観光客に！」一つの観光客誘致のカタチ課題 • 資金調達において企業協賛という不確定要素の強い資金に頼らなければならないこと • 労働力・人材を安定して確保できる保障がないこと特に資金に関して企業はロゴ掲出による広告目的というより「熱意のある学生活動の支援」というCSRの概念に近い考えから協賛したとしている。（秋庭、2010） →プロジェクトの「継続性」に関わる重要な課題課題解決に向けたビジネスモデル広報活動によるプロジェクトの認知度の向上（マスメディア等）観光関連・地域企業からの作品制作観光客長時間誘致滞在化資金・作品制作参加者・美術に興味がある人・既存観光客（新たな観光資源として）協賛企業へ利益還元まとめ • これまでの活動は、個々は成功しているものの、資金・人材面から継続性に問題有り。 • 解決策として提示したビジネスモデルの実現可能性について、より深く追求していく。 • プロジェクトの活動記録をまとめたドキュメンタリを製作。学術的な視点からの分析も行う。 →プロジェクトの認知度を高めるための活動参考文献・資料 • 参考文献 – 秋庭太（2010）「市民活動における起業家活動」秋庭氏からの提供文献 – 敷田麻美・内田純一・森重昌之編著（2009）『観光の地域ブランディング交流によるまちづくりのしくみ』学芸出版社 • 参考資料 – 広島市都市活性化局観光交流部「平成21年（2009年）広島市観光動向について」