平 平成 成2 27 7年 年度 度 研 研究 究の の概 概要 要 『自ら考え、豊かに表現できる生徒の育成』 ~他者との「学び合い」を通した学習指導の工夫~ 1.研究主題設定の理由 昨年度までの6年間、「一人ひとりが主体的に学び合う授業の創造~思考力や判断力、 表現力を高める指導と自己評価力の育成」の主題のもと校内研究を進めてきた。その成果 として特に、「言語活動の充実」と「互いに関わり合いながら学ぶ場面に対する教員側の 意識向上」があげられる。また、課題としては「学習の見通しから振り返りまでの流れ」 が見えないこと、また、生徒アンケートからは学級への帰属感(互いのかかわりの意識)が 高いとは言えないこと、授業の中で自己の考えを説明したりすることが難しいと考える生 徒が多いことがうかがえた。 そこで、今年度から新しい主題のもと研究を進めるにあたり、主体的に自己を表現でき る生徒を育成すること目指したいと考え、また、生徒同士の関わり合いを通して「お互い に学び合う活動」を通して生徒に力をつけたいと考え、本主題を設定した。 2.研究の目標 <「学び合い」が成立する学習集団づくりに関わって> ・生徒一人ひとりが学級への帰属感を持ち、互いの存在を認め合える人間関係を育成する ことで、自分の考えや思いを自ら表現できる学級集団づくりを目指す。 <主題に迫る授業構築に関わって> ・ペア、グループ学習等の学習形態を学習場面に応じて取り入れるなど、他者との「学び 合い」を通した学習活動を工夫することで、学習意欲を高め、一人ひとりに確かな学力 を身につけさせる。 3.研究の方法 ①「定期的に」研究推進委員会を開き、検討、調整、確認を行う。また、全職員の共通理 解および学年部会等での生徒理解を図る。 ②「定期的に」教科部会を開き、教科の研究テーマ・具体的な手立て等を検討し、授業研 究を進める。(教科部会における事前検討会および事後研究の強化。道徳の授業について は学年部会で事前研究、事後研究を行う。) ③年2回の校内授業研究会(一人一授業研究)を実施する(教科または道徳)。実践の成果を 記録集としてまとめる。 4.研究の視点 <視点1> 生徒につけたい力の明確化 <視点2> 「他者との学び合い」がある授業の工夫(学習意欲、表現力、活用力の向上) <視点3> 「見通し」と「振り返り」のある授業 (生徒にとって魅力ある課題設定の工夫、生徒自身の変容と達成感) *「見通し」 → 「学び合い」 → 「振り返り」 ⇒ 「生徒につけたい力」 のサイクル(つながり)を大切にしていきたいと考える。 5.研究の計画 4月 研究推進委員会にて、今年度の研究主題、研究方針、研究内容を検討 校内研修会にて、今年度の研究主題、研究方針、研究内容を検討 教科部会にて、研究テーマ、研究授業、年間指導計画を検討 5月 研究推進委員会にて、指導案形式、研究会の持ち方等検討 校内研修会にて、指導案形式提示 6月 教科部会にて、指導案検討 7月 第一回校内授業研究会 10月 教科部会、学年部会にて、指導案検討 11月 第二回校内授業研究会 1月 研究推進委員会にて今年度の成果と課題を確認 2月 研究紀要によるまとめ
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