都立高校入試 共通問題分析 国語 2016

東京都立高校一般入試
学力検査問題の解説映像と問題分析
2016 年度
都立共通問題 国語
大問は例年通り 5 題であったが、いわゆる「200 字作文」以外の記
述問題がなくなり、すべて選択問題になったことが、大きな変更点
である。
大問 3 の小説文は主人公の心情変化についての設問がほとんど。
場面、状況をよく把握し、棒線部前後の文をしっかり読み、根拠を
判断できれば、どの設問もクリアできるだろう。
大問 4 は名児耶明「書の見方」による、
「書」を芸術の観点から見
た論説文。都立高の論説文の題材としては珍しいタイプの文章であ
る。芸術としての「書」とは何か、文章全体をよく理解する必要が
ある。
大問 5 は木越隆「
『枕草子』の性格」による現古融合文。枕草子
の「後書きのようなもの」が引用されている。現代語訳も付けられ
ており、純粋な古文読解力がなくても解ける例年通りの出題。