Avaya WLAN Orchestration System

Avaya WLAN
Orchestration System
概要
Avaya WLAN Orchestration System(WOS)は、
グラフィックマッ
プを表示する Web ベースアプリケーションで、Avaya WLAN 9100
Series ネットワークを監視、管理できる、無線ネットワーク管理プラッ
トフォームです。WOS は1か所から複数の場所、小規模ネットワーク
から大規模ネットワーク、
さらには何千もの無線ユーザーが利用する
大規模なキャンパス環境まで拡張可能です。WOS は Avaya WLAN
9100 Series ネットワークのヘルプデスク機能、ネットワーク運用/管
理機能を提供します。WOS は、無線ネットワークの規模に応じた柔
軟なライセンス方式を採用しており、従来の Windows Server シス
テム上で、
また、仮想化されたサーバー環境で動作するアプリケーシ
ョンとして利用できます。
概観
•Web を利用して Avaya WLAN 9100
Series ネットワークを導入、監視、管理
• 小規模から大規模まで単一の管理アプリケー
ション
• 無線ネットワークのパフォーマンス、
トラフィ
ック、
クライアントステーションを監視
• 無線ネットワークおよび管理システムの構成
管理
• 一括設定変更のための構成テンプレート
•AP の配置を簡素化できる、WLAN 9100
Series の自動導入および設定
• 無線カバレッジのヒートマップ、デバイス、お
よび場所を示すグラフィックマップ
• 無線ネットワークのメリットおよびパフォーマ
ンスに関する包括的な管理レポート
• 不正およびセキュリティイベントに関する監
視、通報、軽減
•WLAN 9100 AP のソフトウェアイメージお
よびライセンス管理
• コネクティビティおよびパフォーマンスの問
題を解決するための、
トラブルシューティング
ツール、パケットキャプチャー、
レポート
• ステーション情報や(IP、MAC アドレス、
タイ
プなど )や AP を容易に探せる、
グローバル
検索機能
• 更新やサーバー管理が容易な、Webベース
のアプリケーション管理
モニタリング表示
ダッシュボード表示
ウィジェットを利用する、Avaya WLAN 9100
Series のサマリー表示。各ウィジェットに、AP/
SSID ステータス情報、ステーション情報など、
各種サマリー統計が表示されます。ダッシュボ
ード表示は全面的にカスタマイズ可能であり、
所定のウィジェットを追加または削除したり、表
示するデータのカテゴリーを選択したり、ユー
ザーごとにウィジェットのレイアウトを変更した
りできます。
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マップ表示
Avaya AP が配置されている各場所の見取り図やイメージを示す、階層構造のマップが表示
されます。さらに、表示情報の選別用フィルターを設定できる、選択可能な階層型の情報表示
が可能です。不正なデバイスとともに、関連付けられたステーション(ユーザーおよびクライ
アントデバイス)を検索します。AP 情報を関連ステーション情報とともに表示します。マップ
表示から直接、パケットキャプチャー、設定などの AP 機能を実行します。
AP 表示
検出された AP がを示す、カスタマイズ可能な表示。AP ごとに情報の選択が可能で、掘り下
げて詳細な AP 表示を作成したり、AP に対して操作を実行したりできます。ユーザーごとに
保存されたプリファレンスを使用して、カラムを追加/削除したり、並べ替えたりすることがで
きます。AP をグループ分けすることもできます。その場合、
グループ単位で表示したり操作し
たりできます。
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モジュール IAP 表示
モジュール式 IAP 情報を示す、カスタマイズ可能な表示。掘り下げて無線設定、
トラフィック
統計、および関連ステーションを示す、詳細な IAP 表示が可能になります。
SSID 表示
無線ネットワーク上で有効になっている SSID、その SSID に関連づけられた AP とステーシ
ョンの数を示す、カスタマイズ可能な表示。個々の SSID まで掘り下げて、パフォーマンス統計
を含めた詳細表示が可能です。
ステーション表示
無線ネットワークに関連付けられたステーションを示す、カスタマイズ可能な表示。カラムの
選択、並べ替え、順序付けが可能です。個々のステーション情報まで掘り下げるとともに、ステ
ーションの「認証無効化」や「検索」が可能です。
セキュリティ監視
不正の表示
不正の可能性があるアクセスポイントを使用している SSID、BSSID、チャネル、および帯域、
デバイスの製造元、信号の強度、セキュリティ設定、IP アドレス、その他の関連情報とともに
示す、カスタマイズ可能な表示。マップ上の不正を分類して特定することができます。
無線侵入検知のセキュリティ表示
アレイで検出されたセキュリティイベントをタイプ別に、検出時刻、デバイスの MAC アドレ
ス、および SSID とともに示す、カスタマイズ可能な表示。
トラブルシューティング
ステーション保証
ステーション保証イベントとともに、
ステーション情報、
アソシエーションの詳細、
さらに SNR、
距離、データレート、認証などのアラームタイプを示す、カスタマイズ可能な表示。
アラーム表示
タイプ、重大度、時間範囲に基づくアラームフィルタリングを示す、カスタマイズ可能な SNMP
アラーム表示。アラーム情報と説明がアラームの重大度とともに示されます。アラームのクリ
アまたは削除が可能です。
イベント表示
カスタマイズ可能な syslog メッセージ表示。ログエントリの重要度、送信元デバイス情報、
およびメッセージの詳細が示されます。日付、時間範囲、および重要度に基づいてフィルタリ
ングできます。
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パワーインジェクター表示
管理対象の Power over Ethernet(PoE)インジェクターを、各管理対象 PoE インジェクター
のアドレス情報およびソフトウェアバージョンとともに示す、カスタマイズ可能な表示。管理さ
れた PoE インジェクターを使用することによって、Avaya WLAN Orchestration Systemc
dAP の電源オン/オフが可能です。
パケットキャプチャー
WOS はフィルタリングを含めた AP パケット機能への管理インターフェースを提供します。復
号する場合は、pcapフォーマットで WOS にアップロードします。
構成管理
AP の構成管理機能とともに、個々のまたは複数の AP に対応する構成ファイル管理、構成テ
ンプレート、無線およびネットワーク構成管理機能を提供します。
ソフトウェア管理
1 つ以上の AP または AP グループに新しいソフトウェアを導入し、AP ソフトウェアを集中管
理することができます。
ライセンス管理
インポート/エクスポート機能を使用して、AP ライセンスを容易に管理できます。WLAN
Orchestration System のライセンスは、アクセスポイント数に基づいて決まります。2 つの
無線 AP ごとにライセンスが 1 つ必要です。
したがって、無線 AP が 4 つの場合、
ライセンスは
2 つになります。
レポート
レポートを作成、表示し、カスタムレポートヘッダーを使用して、
レポートをカスタマイズしま
す。PDF、XLS、およびCSV形式のレポートを電子メールで送信したり、
ダウンロードしたりでき
ます。各種のトラフィック、ステーション、AP、RF、およびセキュリティレポートから選択します。
レポートは定期的に実行することも、オンデマンドで実行することもできます。
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WOS アプリケーション管理
WOS のユーザー、役割(ロール)、
ライセンス、データベースバックアップ、
トラップ通知の電子メ
ール設定、さらに WOS アプリケーションのアップグレードまで、容易に管理できます。
WOS の仕様と容量規定に関するガイドライン
WOS を実行するシステム/仮想マシン要件は、導入先ごとに異なります。
ステーション(クライアン
ト)数、AP/AP 間ローミングの頻度、システムが「認識している」不正 AP の数、Wi-Fi 環境の一
般的な変動といった各種要因のすべてが容量規定に関する以下のガイドラインを左右します。下
の表は、
「平均的な導入」に提案するガイドラインの概要です。一般に、慎重すぎるぐらい慎重を期
して、WOS に使用可能な CPU とメモリのほとんどを使用するのが最善です。
デプロイメント規模
小
中
大
最大アプリケーション数
50
500
1500
最大ステーション数
1500
10000
15000
推奨する最小RAM
4GB
8GB
16GB
推奨する最小ストレージ/thin
プロビジョニング
150GB
300GB
500GB
推奨する最小プロセッサー数
推奨する仮想OS
VMware – ESXiまたはVSphere 5.0+ Microsoft –
Hyper-V Server 2012 R2(Standalone)またはWindows
Server 2012 R2(Hyper-V Role搭載)
あらゆる VM 導入シナリオについて、仮想 WOS アプライアンスを使用する場合は、RAM をオー
バープロビジョニングしないように注意する必要があります。たとえば、システム上に、それぞれ
8GB としてプロビジョニングされたVMインスタンスが3つある場合、システム全体では 3*8GB =
24 GB 以上をプロビジョニングしておく必要があります。
大規模な導入先における容量規定のガイドラインについては、
アバイアにお問い合わせください。
容量は具体的な設定値と負荷に基づいて決まり、導入先ごとに異なります。
アバイアについて
VMWare® ワークステーションおよびプレーヤー、本稼働環境には ESXi™ を推奨します。
アバイアは、顧客とチームの
エンゲージメントソリューシ
ョンおよびサービスの主要
なグローバルプロバイダーで
す。オンプレミスとクラウドの
展開オプションという柔軟な
バリエーションで提供します。
アバイアのファブリックベー
スのネットワーキングソリュ
ーションは、ビジネスに不可
欠なアプリケーションやサー
ビスの導入を簡素化および
迅速化します。詳細について
は、www.avaya.com/jp を
ご覧ください。
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